食
ダイエット中のラーメンは本当にNG? 食べ方の工夫を栄養士が解説
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:和漢 歩実

寒い冬の日に食べるラーメンは、体が芯から温まって幸せな気持ちになりますよね。一方で、ラーメンというと太りやすい食べ物のイメージがあり、ダイエット中は控えたほうがいいのか、悩むこともあるでしょう。そこで今回は、太りにくくラーメンを味わうコツがあるのか、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
◇ ◇ ◇
スープは飲み干さないとこが大事
――ラーメンが太りやすいといわれる理由は何でしょうか?
和漢さん(以下、同)「ラーメンそのものが太りやすいということではなく、その組み合わせにあります。ラーメンの麺は、小麦粉が主原料で糖質が多く、さらにスープには豚骨や鶏ガラなど油脂が多く使われます。エネルギー源である糖質と脂質の組み合わせは、エネルギー過多になりやすいです。また、塩分の多いスープを飲み干すと、むくみやすくなるため、体重も増えやすいでしょう」
――スープによっても、太りやすさに違いはありますか? 豚骨ラーメンなどカロリーが高そうですが……。
「背油が入った豚骨ラーメンは、どうしても脂質が多くなりますね。カロリーでいうと、みそラーメンも高いですが、みそは大豆が主原料で、植物性たんぱく質はもちろん、エネルギー代謝を助けるビタミンB群、抗酸化作用のあるイソフラボンなど、体にとってプラスの働きがあります。栄養成分として見ればおすすめですが、スープにコクを出すためにラードや油脂が使われていることもあるため、脂質や塩分が多くなります。どのスープも、飲み干さないのが大事です」
――となると、ダイエット中のラーメンはNGで、食べないほうが良いですね。
「そんなことはありません。これら太りやすい条件を減らす工夫ができて、適量であれば、ラーメンを食べても良いと思います。たとえば、スープをすべて飲み干さないだけでも、脂質や塩分の摂取量を抑えられます。また、麺だけを一気に食べるのではなく、野菜などの具材から先に食べることで、血糖値の急上昇を防ぎやすくなるでしょう」