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孫の手作りチョコに「ありがとう」もなし 義父母と夫の反応に悩む母の本音 夫婦カウンセラーの回答とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

義父に娘の手作りチョコを渡したら、意外すぎる反応が…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
義父に娘の手作りチョコを渡したら、意外すぎる反応が…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 もうじきやってくるバレンタインデー。本来は、愛情や感謝を伝えるためのイベントのはずです。しかし、相手との関係性や価値観の違いによっては、その善意が思わぬすれ違いを生んでしまうこともあります。義父へバレンタインのチョコレートを渡すべきか悩んでいるという、30代女性。そのきっかけは、娘の気持ちをないがしろにされたことでした。夫婦カウンセラーのアドバイスとともにお届けします。

 ◇ ◇ ◇

孫手作りのチョコを無碍に扱う義父母に「?」

 これまで何かと義父母に気を配ってきたものの、そうした気持ちがすっかり消えてしまったと語るのは、関東地方在住の真田未海さん(仮名・30代)です。

 結婚当初から、バレンタインには近居の義父母に、毎年欠かさずブランドもののチョコを贈ってきました。義父からお返しをもらったことはないものの、チョコをもらうこと自体は喜んでいる様子だったため、「これが無難だろう」と考えてのことでした。

 ところが昨年、5歳になった娘が「じいじにチョコを作りたい」と言い出します。初めてのお菓子作りだったため、失敗しないようキットを使い、未海さんがそばでサポートしながら、かわいらしいチョコ菓子を完成させました。

「孫が一生懸命作ったものなら、市販の高級チョコよりも喜んでくれるはず」。そう思い、今年は娘が作ったチョコを義父母に渡すことにしました。

 ところが、バレンタイン当日。笑顔でチョコを差し出す娘に対し、義父は仏頂面のまま受け取るだけで「ありがとう」のひと言もありませんでした。義母もとくにフォローする様子はなく、「お父さん、こういうのはあんまり得意じゃないのよ」と笑いながら口にしました。さらに、「いつものブランドチョコのほうが、お父さんはうれしかったかもねぇ」と続けたのです。

 その場では娘も黙っていましたが、帰り道でぽつりと「じいじ、いらなかったのかな」とつぶやきました。未海さんは胸が締めつけられ、「大丈夫だよ。きっと食べたらおいしいって思ってくれるよ。きっと照れ臭かったんだよ」などと必死に励ましました。

 しかし、ホワイトデーになっても、義父母からはなんの音沙汰もありませんでした。祖父からのお返しだけがなかったことから、やっぱり気に入らなかったのだと、娘はさらに落ち込んでしまったそうです。

 夫にこの出来事を話し、苦言を呈したところ「あの親父に期待しても無駄だろ」「そもそも、お返しを期待するほうがおかしい」「子どもにそんなことを期待させるほうがどうかしている」と言われてしまいました。

「今年はもう、義父母にチョコを渡したくないのが正直な気持ちです。娘も『もう作らなくていい』と言っています。それを聞いて、ほっとした自分がいたのも事実です。でも同時に、親の都合で子どもの気持ちを押し殺してしまったのではないかという後悔もあります」

 一方で、何も渡さないことで夫婦関係に溝が生まれてしまうのではないかという不安も拭えません。

「私が気にしすぎなのでしょうか。それとも、これを機に義父母とのつきあい方を見直すべきなのでしょうか」