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子どもの食事への悩み ストレスを感じているママは7割近くいることが明らかに 「食べたら抱きしめて褒めるようにした」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

好き嫌いはシビアに考えすぎず、子どもがママと楽しく食べることが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】
好き嫌いはシビアに考えすぎず、子どもがママと楽しく食べることが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

子どもが苦手な食べものとは? ママたちの工夫

 では、具体的にママたちはどのような食材を、子どもに食べさせるのに苦労しているのでしょうか。「子どもが苦手な食べ物」の質問に対して、最も多かったのは「野菜」の63.9%。味覚が敏感な子どもたちは、ピーマンの苦みやトマトの酸味、ニンジンの香りなどを嫌う傾向にあることはよく耳にします。次いで「魚」が22.3%、「肉」が21.5%。その後、それぞれ約1割程度の人が回答した「果物」「卵」「乳製品」と続きました。

 一方で、ママたちが食べて欲しいものは子どもたちが苦手なものと反比例するような結果に。「子どもに食べてほしい食材」では、87.4%の人が「野菜」と回答し、9割近くのママが野菜の栄養を重要視していることが分かります。続いて子どもたちが2番目に嫌いだった「魚」が60.1%、3番目の「肉」が49.3%。さらに「果物」「卵」「乳製品」と続き、子どもが嫌いな順と同じ順番になりましたが、この3つはどれも4割程度の人が「食べてほしい」と答えており、ママたちがバランスよく色々な物を食べてほしいと思っていることが伝わってきます。

 それでは、ママたちは苦手な食べ物を子どもに食べてもらうために、どんな工夫をしているのでしょうか? 最も回答が多かったのが、47.9%の「ポジティブな声かけをする」。やはり食事中のコミュニケーションは大切と感じてる人が多いようです。次に「苦手なものが分からないように調理する」が40.8%。「一口だけ頑張らせる」39.0%、「食べたくなるように盛り付けを工夫する」28.4%、「注意する・強く言う」14.4%、「食や栄養に関する学びの機会を作る」7.6%となりました。

 具体的な声としては「料理を手伝ってもらい、食事の時に家族の前で褒めたら苦手なものも食べてくれた」(30代・兵庫県)、「周りの人たちがとても美味しそうに食べている姿を見せて、早く食べないとなくなっちゃうよ? と言って食べさせる」(30代・福島県)、「嫌がっても必ず一口だけは食べさせ、食べたら抱きしめて褒めるようにしたら、ブロッコリーとトマトは食べられるようになった」(40代・東京都)と、学びの機会を作りつつ声をかけたり、一口だけ頑張らせて声をかけたりと、いくつかの方法を併用している人が多いそうです。

 子どもの健やかな成長を願うママたち。せっかく、さまざまな工夫を凝らしても、食べてくれないなんて時はやっぱりストレスが溜まってしまいますよね。しかし、子どもたちにとってはママの笑顔を見るのが1番の幸せ。子どもの好き嫌いは多くのママが悩む問題ですが、あまりシビアになりすぎず、大目に見ることも時には必要なのかもしれません。

(Hint-Pot編集部)