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「元気でいられるのは1~2年かも」 プロポーズ2日後に耳下腺がんステージ4告知 22歳女性が語る絶望と今を生きる覚悟
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「小さな夢も大きな夢も、ほとんどすべて諦めざるを得ませんでした」

告知を受けた直後、うーたんさんの心を支配していたのは、圧倒的な絶望感でした。
「告知直後は人生に絶望しすぎて、小さな夢も大きな夢も、ほとんどすべて諦めざるを得ませんでした。少しでも時間があったり、病気のことを考え始めたりすると悲観的になり、涙があふれてしまうことが多かったです」
頭では病気であることを理解していても、それを受け止め切るには時間がかかったといいます。
「どうしても元気だった頃の生活や将来像を諦め切れず、告知直後は気持ちの落胆がとても大きかったです。誰が悪いわけでもないのに、『なぜ自分がこんなことに……』と何度も思っていました」
病気が判明してから1年以上経っても、「夢じゃないか?」という感覚に陥ることも。それほど「信じがたい出来事だったのだと思います」と、うーたんさんは振り返ります。
「おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲良しで楽しいふたりでいたいね」

病気がわかる前、うーたんさんの毎日は、夢と希望に満ちあふれていました。仕事ではキャリアアップを目標に努力を重ね、プライベートでは彼氏と籍を入れて一緒に住み、子育てについても具体的に話していたそうです。
「『ゆくゆくはこんなふうに子育てをしたいね』『こんな習い事をさせてみたいね』といった話をよくしていました。もっと大人になったら、家や車を買えるくらい稼いで、こんな生活ができたらいいねと、夢を膨らませていました」
そして、ずっと先の未来についても、ふたりで語り合っていました。
「病気がわかるずっと前から、『おじいちゃん、おばあちゃんになっても手をつないで散歩するような、仲良しで楽しいふたりでいたいね』と、冗談ではなく本気で話しており、本当にそんな未来を思い描いていました」