からだ・美容
スーパーやコンビニで普通に買える 一見しただけではわからないアルコール入りチョコ 注意点を医師が解説
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教えてくれた人:佐藤 留美
それでも誤って食べてしまったら? 体への影響
では、アルコール入りと気づかずチョコレートを食べてしまった場合、体にはどのような影響があるのでしょうか。
佐藤医師によると、お菓子に含まれるアルコールであっても、体内での吸収のされ方は飲酒と同じだといいます。摂取量が少なければ影響が出にくい場合もありますが、アルコールが体内で分解されるまでの時間は、量や体質によって異なります。「お酒ではないから」との油断は禁物です。
とくに子どもや高齢者、アルコールに弱い体質の人(下戸)、妊娠中・授乳中の女性、薬を服用している人は、少量であっても体調不良が起こる可能性を否定できません。
こんな症状が出たら要注意
誤ってアルコール入りのお菓子を摂取したあと、次のような症状が現れた場合は注意が必要です。
・吐き気
・めまい
・ふらつき
・気分不良
これらの症状が見られる場合、急性アルコール中毒の可能性があります。速やかに医療機関を受診してください。
一方、上記のような症状がなく、体調に大きな変化がない場合は、水分をしっかりとり、安静にして様子を見ることが基本です。ただし、放置して水分をとらないと、脱水状態になるおそれがあります。
「少量だから大丈夫」と自己判断せず、少しでも様子がおかしいと感じた場合は、医療機関に相談しましょう。
授乳中・服薬中はとくに注意 誤食を防ぐ意識を
授乳中の母親がアルコール入りのお菓子を食べると、母乳中のアルコール濃度が母体の血中濃度と同じ程度になります。誤って食べてしまった場合、少なくとも2時間以上は授乳を控えるようにしてください。
また、解熱鎮痛薬や風邪薬、抗生物質などを服用している場合、アルコールは薬の作用に影響を与え、強い眠気が出たり、肝機能・腎機能に負担をかけたりすることがあります。そのため、服薬期間中は、アルコール入りのお菓子の摂取自体を避けるのが無難です。
アルコール入りのお菓子は、特別な売り場にあるとは限らず、日常的に手に取る商品の中にも含まれています。成分表示を一度確認するだけで防げる誤食もあるため、家族や周囲の人が口にする可能性を考えながら選びましょう。
(Hint-Pot編集部)