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義母の暴走よりもつらかったのは夫の“同調” ひな人形をきっかけに壊れた夫婦関係 カウンセラーがアドバイス
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ
見限る前にしっかりと話し合いを
夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんに話を聞くと、ため息混じりにこう語りました。
「これは……夫は下手を打ちましたね。せめて『母さん、余計なこと言わないで』のひと言があれば、ここまで妻の気持ちが冷え切ることはなかったと思います」
原嶋さんは、問題の本質は義母ではなく、「その場で妻と子どもを守らなかった夫の姿勢」にあると指摘します。
「まずは、夫ときちんと話し合う場を設けることが大切です。なぜ義母の発言に同調したのか、なぜ止めなかったのか。その理由を聞いてみてください。『面倒だったから』『場の空気を壊したくなかったから』といった理由であれば、それがどれほど妻や娘を傷つける行為なのか、具体的に伝える必要があります」
そのうえで、「同調しない」「沈黙しない」という行動を、今後は明確に約束させることが重要だといいます。
「夫の中では、義母が激高した出来事そのものを、深刻な問題として受け止めていない可能性もあります。もし『そんなことあったっけ?』という反応だったとしても、それは悪意というより、嫌な出来事から目をそらすことで自分を守ってきた結果かもしれません」
ただし、「忘れていた」で済ませていい問題ではないとも、原嶋さんは釘を刺します。
「責め続けることが解決につながらないケースはありますが、なかったことにしていいわけではありません。『私は今も傷ついている』『同じことが起きたら、夫婦関係は続けられない』というラインは、はっきり伝える必要があります」
失われた愛情については、こう語ります。
「大切なのは、夫が家族を守る立場に立ち直れるかどうか。その姿勢が見られない場合、純子さん自身がこれ以上傷つかないための距離の取り方や、今後の人生設計を考えていく段階に入ることもあるでしょう」
(和栗 恵)