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「荷物を装った不審物が置かれる可能性も」 “置き配”促進で防犯のプロが危惧する意外な盲点 便利な一方で見落としがちなリスクとは
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意外に見落としがちなリスクとは

置き配に伴うリスクは、住まいの形態によっても注意すべきポイントが異なります。集合住宅と戸建て住宅、それぞれのケースを見てみましょう。
集合住宅の場合、宅配ボックスが設置されていれば、防犯上の心配は比較的少なくなります。一方で、玄関前への置き配を希望すると、共用通路の妨げになるなど、別の問題が生じることもあります。
戸建て住宅でも、宅配ボックスがあればリスクは軽減されますが、玄関前への置き配では盗難や雨濡れ、破損といったトラブルを想定しておく必要があります。いずれの場合も、宅配ボックスがない状態での置き配には、盗難リスクが伴うことを意識しておきたいところです。
一般の人が想定しづらいリスクとして、荷物を装った不審物が置かれる可能性や、窃盗犯の下見に利用されるケースも考えられます。
防犯の観点からは、自分や家族が注文した覚えのある荷物かどうかを把握しておくことが重要です。身に覚えのない荷物が置かれていた場合は、安易に触れず、慎重に対応しましょう。
また、荷物が屋外に長時間放置されることは、「留守である」と周囲に知らせるサインにもなり得ます。宅外に荷物が置かれている時間を、できるだけ短くするよう心がけましょう。在宅時であれば、配達後すぐに取り込むこと。外出中の場合は、帰宅時間に近い時間帯を指定して配達してもらうといった工夫が有効です。
不在が多い家庭・共働き世帯が意識したいこと
置き配を利用する機会が多い、不在がちの家庭や共働き世帯では、防犯対策を“前提”として考えることがより重要になります。万が一、盗難が起きた場合に備え、防犯カメラなどで記録を残すといった自衛策を検討しておくことも大切です。
置き配が当たり前になるこれからの時代、重要なのは「任せきりにしない」意識です。宅配ボックスの活用や、配達方法・受け取り時間の見直しなど、その都度状況に応じた受け取り方を選ぶ習慣が、盗難やトラブルのリスクを下げることにつながります。
便利さを享受するためにも、置き配を前提とした防犯意識を、日常の中に取り入れていきたいところです。
(Hint-Pot編集部)