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からだ・美容

くしゃみを無理に止めるのはNG? 花粉症の時期にやりがちな習慣 医師が警告するリスクとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:渥美 義大

花粉症シーズンの感染症リスクにも注意

つい目をこすってしまう行為も、感染症のリスクが上がる(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
つい目をこすってしまう行為も、感染症のリスクが上がる(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 花粉症の方の多くはマスクを着用しているため、「感染症対策もできている」と思いがちです。しかし渥美医師は、それだけでは不十分な場合があると指摘します。

「花粉症のシーズンは、インフルエンザなどの感染症が増える時期と重なることもあります。目や鼻を無意識に触ってしまうことで、感染症にかかるリスクが高まります」

 そのため次のような基本的な対策が重要です。

・目をこすらない
・マスクの外側を触らない
・鼻をかんだあとなど、こまめに手洗いをする
・不織布マスクは1日1回以上交換する(鼻水などで湿ってしまった場合は、その時点で交換することが望ましい)

 花粉症と風邪は症状が似ることもあります。発熱や強い倦怠感など「いつもと違う症状」がある場合は、自己判断せず早めに医療機関に相談しましょう。

「症状が出てから」ではなく「事前にコントロール」

 花粉症は集中力の低下や倦怠感につながることもあり、仕事のパフォーマンスに影響する場合があります。渥美医師は、「症状が出てから対処する」のではなく、「症状を抑えるようにコントロールしておく」という考え方をすすめます。

 具体的には、次のような対策が挙げられます。

・眠くなりにくい薬を選ぶ
・症状が出始めた早い段階から内服する
・鼻症状が強い場合は点鼻薬を併用する
・目の症状が強い場合は目薬を併用する
・室内の乾燥を防ぐ

 症状を我慢しながら過ごすのではなく、早めにコントロールしておくことが日常生活の快適さにつながります。忙しくて受診が難しい場合には、通院の待ち時間をかけずに相談できるオンライン診療という選択肢もあるので、活用してみるといいでしょう。何気なく続けている習慣を見直し、自分に合った対策を取り入れることが、花粉症シーズンを少しでも楽に乗り切るポイントといえそうです。

(Hint-Pot編集部)

渥美 義大(あつみ・よしひろ)

クリニックフォア 内科専門医。神戸大学医学部を卒業後、日本で初めて糖尿病教育入院を行い、糖尿病診療に定評のある東京都済生会中央病院で研修。糖尿病のみならず、総合診療、医学教育に関心があり同院にてチーフレジデント、糖尿病内科スタッフとして勤務。現職では、若い世代の糖尿病など慢性疾患管理の向上などのため、質の高く、アクセスの良いプライマリーケアクリニックの実現を目指している。