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どうぶつ

ねこが怖かった女性 捨てられた子ねこをお迎えし今では看板息子に「こんなに小さな命を助けてあげられないなんて情けない」

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

「プチミュゼ」の看板猫「シャンソン」くん【写真:猫ねこ部】
「プチミュゼ」の看板猫「シャンソン」くん【写真:猫ねこ部】

 ねことの暮らしのアイデアにあふれる「猫ねこ部」がお届けするシリーズ「あなたの街の看板猫」。今回ご紹介するのは、とっても甘えん坊で人が大好きな骨董店の看板猫「シャンソンくん」。お店にやってきて9年、たくさんのお客さんに愛される人気者です。誰かに撫でられることが大好きなシャンソンくんに、お客さんもメロメロの様子。店主で飼い主の久保木さんに話を伺いました。

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元保護ねこシャンソンくんの「撫でて撫でてアピール」にお客さんも悶絶

 東京都小平市。住宅街の一角に静かに佇む「プチミュゼ」は、店主の久保木さんが1996年に小さな小さな雑貨屋さんとしてスタートさせました。フランス語で“小さな美術館”という意味を持ち、2013年にアンティークとヴィンテージを中心としたお店へとリニューアル。現在は、コーヒー焙煎人のご主人も加わりご夫婦でお店を切り盛りしているそう。

 店主こだわりの雑貨で埋め尽くされた店内は、フランスの古い紙やレースを中心に“古き良き時代”の品々が並び「現代のスタイルになじむ楽しさを感じてもらいたい」という久保木さんの想いが込められています。

 そんなプチミュゼの「看板猫」として、たくさんのお客さんをお出迎えしてくれるのは、茶白の男の子ねこ「シャンソン」くんです。

 人懐っこくて「撫でて撫でて~」とアピールする姿にメロメロのお客さんも多く、中には洋服やおもちゃをくださる優しい方も多いとか。

 そんな、お客さんからもかわいがられるシャンソンくんが久保木さんのお家にやってきたのは、今から9年前のこと。兄弟のギタールくんと一緒にお迎えされたのでした。

 ある日の朝、久保木さんの友人がゴミを捨てようと勝手口を開けると、そこには生後2週間ほどの小さな小さな子ねこが2匹、無造作に置かれていたそうです。勝手口と言っても誰もが簡単に入れるような場所ではなく、家の門を開けて敷地内に入り、建物の裏側まで回らないと行けないような場所。でも、決して母ねこが産み落としていったという感じではなく、明らかに人に捨てられた様子だったのでした。というのも「今まできっとどこかのお家の中にいたんだろうな~」と思うほど、子ねこたちはとてもきれいな状態だったからです。