どうぶつ
ねこが怖かった女性 捨てられた子ねこをお迎えし今では看板息子に「こんなに小さな命を助けてあげられないなんて情けない」
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こんなにかわいいねこたちのことを見捨てられない
友人から2匹の子ねこの話を聞いた久保木さん。しかし当時の久保木さんは、ねこが苦手でした。
「飼うどころかねこを触るのも怖かったんです。ねこって『化けねこ』とか『泥棒ねこ』とか、ちょっとネガティブな言葉で使われることも多いじゃないですか。私の母親もねこが苦手だったので、『ねこは恐ろしいんだよ~』って小さい頃から刷り込まれてきて……」
ところが、友人に声をかけられ、子ねこたちが預けられている動物病院に行ってその姿を見たら、あまりにも小さくてかわいらしい姿に心を動かされてしまったといいます。
獣医さんと色々話をしていく中で、久保木さんはついに勇気を振り絞り、ねこを迎える決心をしました。
「こんなに小さな命を助けてあげられないなんて、何か情けないなって気持ちもあって。当時、いろいろなことが重なって、精神的にちょっと弱っていたんですけど、“ねこたちを助けてあげられたら自分も元気になれるんじゃないか”という期待感みたいなものもあったと思います」
優しい獣医さんのもとで愛情深く育ててもらっていたこともあって、おうちにやってきた時から触られたり撫でられるのが大好きだったというシャンソンくんは、とにかく人が大好き。
「今度シャンくんの取材があるんだよ~」と数日前からシャンソンくん本人に話していたという久保木さん。シャンソンくんは、そんな久保木さんの言葉をしっかり理解していたのか、取材日当日は朝からソワソワ。「ぼくに用事ニャンだよね?」といった感じで待っていたそうです。
「ねこを飼っていない人からすると『そんなこと偶然だよ~』って思うかもしれませんが、私には偶然とは思えなくて……。ちゃんと伝わってる感じがするんですよね」
久保木さんのことが大好きなシャンソンくん。とにかく甘えん坊さんで、久保木さんも「シャンくん、大好きよ~」と、取材中に何度もシャンソンくんを撫でながら優しく話しかけます。“2人”の周りには、とても穏やかで幸せな時間が流れていました。
記事協力:プチミュゼ 公式フェイスブック:@petitmusee/公式ツイッター:@petit_musee/公式インスタグラム:@PetitMusee
(猫ねこ部)