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「43歳の今が一番若いから」 2児の母・安田美沙子さんが挑戦をやめない理由 初フルマラソンから18年で見つけた、失敗を恐れない“選択の基準”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

インタビュアー:井上 千椿

多面的に活躍を続けている安田美沙子さん
多面的に活躍を続けている安田美沙子さん

 3月8日の「国際女性デー」に合わせ、「Hint-Pot」では「私の選択、私の幸福」にクローズアップしました。ランニングをライフワークに、日本の伝統工芸とコラボレーションしたキッチン用品のブランドを立ち上げるなど活動の幅を広げる安田さん。プライベートでは2児の母として子育てに奮闘しています。インタビュー3回目は、20代から続けている「走ること」を通して、挑戦をやめない理由に迫りました。

 ◇ ◇ ◇

走ることは「自分自身と向き合う時間」

 2014年に結婚し、現在は8歳と6歳の2人の男の子を育てる安田さん。家族との時間を大切にする一方で、走ることも人生の大切な軸のひとつになっています。

 2011年の湘南国際マラソンでは、3時間49分10秒を記録し、自身初の4時間を切るタイム(サブ4)を達成。その後、さまざまな大会に挑戦してきました。

 母となって初のフルマラソンとなった2025年2月の大阪マラソンでは、3時間51分40秒の好タイムで完走。今年もさまざまなマラソン大会に出場する予定だそうです。走ることを通して、多くの人とのつながりを広げています。

――安田さんというと、ランナーとしての活動も印象的です。走ることは、安田さんにとってどんな時間なのでしょうか。

安田美沙子さん(以下、同)「自分自身と向き合う時間ですね。仕事や子どものこともあるのですが、普段から『いつ走れるかな』と考えていて、走れるときに走っています。やっぱり走っているほうが元気になります。気持ちが前向きになりますよ。走ったあと、いつも走って良かったって思うし、お腹も空いて、ごはんもおいしく食べられます。ほんの1時間か1時間半で充実感が得られるので、自分には走ることがあって良かったなって思います」

2008年にフルマラソン初挑戦「それで満足すると思ったけれど…」

――最初に挑戦したのが、2008年のホノルルマラソンでしたよね。そもそもフルマラソンを走ってみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

「その前の年に、仕事仲間から『ホノルルマラソンは、いいよ。走ったあとに何かが見えるよ』と聞いて、『いったい、何が見えるんだろう?』と興味を持ったのがきっかけです。そのときは、一度フルマラソンを走ったら、それでもう、自分は満足するだろうと思ったんですけど……」

――満足できなかった……?

「レース内容に満足できなかったんです。目標とするタイムは切ったんですけど『自分に負けた』って感じてしまって、悔しさが残るレースとなりました。次は、100パーセント自分に負けずにゴールしてみたいと思ってしまって……。そこからマラソン人生がスタートしました」

――その最初のフルマラソンから今年で18年。今までで満足した走りができた大会はありましたか。

「ハーフマラソンではあったと思います。フルマラソンでは、うーん、まだ味わっていないかもしれないですね。でも、久しぶりに出場した昨年の大阪マラソンは、すごい楽に感じて、ポジティブな良いレースだったと思います。けれども今度は、その感覚を知ってしまったから、またそれを味わいたくてやめられない(笑)。ずっと続けています」

――マラソンに関して今後の目標、やってみたいことなどありましたら教えてください。

「今年は、フルマラソンでタイムを狙えたら狙ってみたいと思っています。ハーフマラソンも走る予定がありますし、ゲストランもあるので、みんなと楽しく走っていきたいと思っています。友人とは『今度、海外の大会でも走ってみたいね』なんて言ったりしています。楽しみながら、追い込みすぎないように、できる範囲で続けていけたらいいなと。そして、いつか子どもたちとも一緒に出られたらいいなと思っています」