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「許せねぇ…」「なんでそんなことができるんだよ」 寒空の下に遺棄されたハムスター 怒りの声が続出 保護団体に聞いた救出の舞台裏

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

公園で保護された公康くん【写真提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】
公園で保護された公康くん【写真提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】

 家族として迎えられたはずの小さな命が、無責任に手放される痛ましいケースが後を絶ちません。X(ツイッター)では、公園に置き去りにされたゴールデンハムスターの救出劇が話題になっています。保護活動にあたった一般社団法人ハムメディア(@ham_edia)の担当者さんに、詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「許せねぇ…」 公園に遺棄されたハムスターたち

「【協力要請】ハムスターが遺棄されていました。すでに2匹は保護されていますが、まだいる可能性も否定できません。お時間のある方、ご近所の方は捜索のお力添えをお願いいたします」

 そんなコメントとともに投稿された3枚の画像。1枚目は公園の地図で、エリアが赤い丸印で示されています。ほかの2枚には、プラスチックケースの中で丸まっているゴールデンハムスターの姿が。毛並みは比較的きれいなものの、うつむき加減で不安そうに見えます。

 この投稿がXで公開されると、2000件を超える“いいね”が集まりました。引用リポストには「公園にハムスター捨てるとか、あり得んだろ なんでそんなことができるんだよ」「すごくすごくすごく心配です。小さいけどハムスターも生きています、命です」「許せねぇ……」など、怒りと悲しみの声が寄せられました。

「非常に過酷な環境だったと思われます」

ハムスターが遺棄された公園の地図【画像提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】
ハムスターが遺棄された公園の地図【画像提供:一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)】

 担当者さんによると、今回の保護のきっかけは、公園でハムスターを見つけたという投稿を、個人で保護活動をしている人から共有されたことでした。しかし、団体としての活動圏は関東であるため、現場に向かって保護できる有志の方を募ったといいます。

「保護されたハムスターは、最初から元気な子もいれば少しぐったりしている子も、妊娠している子もいました」

 1匹は残念ながら発見時、すでに亡くなっていたものの、最終的に三国本町公園で保護されたハムスターは、全部で10匹。動物病院で点滴などの処置を受け、少しずつのんびり過ごせるようになっています。「目立った大きな外傷はなく、寒さまたは栄養失調で亡くなってしまったと思われます」と担当者さんは言います。

 発見時の公園は、人間でも寒いと感じるほどの気温で、雨も降っていました。「気温10度以下では、疑似冬眠のリスクが一気に高まるゴールデンハムスターにとって、非常に過酷な環境だったと思われます」と、当時の状況を振り返ります。

 また、排水溝の中にいるハムスターも何匹かいたそうです。「ゴールデンハムスターにはネズミほどの運動神経がないため、自力で排水溝から出ることは困難だったのでは」と推測します。公園内にはねこやカラスなどもおり、「外敵に見つかってしまうリスクも高かったのではないでしょうか」と話してくれました。