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「その発想すらありませんでした」 高校3年間の鉄道旅の記録に感動 集めた切符の数が衝撃的すぎる 「一生の宝物」
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波乱万丈の旅路 「サンライズ運休」からの奇跡

鉄道と飛行機、そして新潟が好きという越後鉄さん。切符を持ち帰るようになったのは小学4年生の頃、叔母から「駅員さんに言えばもらえるよ」と教わったのがきっかけでした。以来、高校生活とアルバイトを両立させながら、日本各地をめぐる旅を続けてきました。
現在の切符の総数は、なんと104枚にも上ります。3年間で重ねた旅のなかで最も印象深いのは、高校3年生の夏に行った広島・山陰旅行だといいます。
「サンライズ出雲に乗る予定でしたが、当日に津波警報で運休になってしまって。近隣のホテルは満室で母がホテルを取ってくれたのですが、島根県と鳥取県を間違えるという痛恨のミスをして鳥取のホテルに泊まることになりました。翌日、鳥取駅の窓口でその日のサンライズ号の空席状況を調べると、奇跡的に1室だけ空きがあったんです。あのときの安堵感は忘れられません」
ほかにも、高校の卒業旅行中に温泉でのぼせて倒れ、寝台特急に乗れるかどうかの瀬戸際に立たされたというエピソードも。ハプニングさえも、今では笑って話せる大切な“旅のしおり”の一部になっています。
「お金を貯めるために今しかできない旅を諦めないで」
同じように旅に憧れる若者へ、越後鉄さんは自身の人生観を語ってくれました。
「時間、お金、体力。この3つがそろう時期は、人生でなかなかありません。学生には時間と体力がありますが、お金だけがない。でも、お金は唯一、あとから稼いだり、借りたりして補えるものです。お金を貯めるために今しかできない旅を諦めないでほしい。体力が残っている若いうちに、行きたい場所へ行きまくってください!」
将来のための長期的な貯金はあえてせず、今という瞬間に全力を注いだ3年間。積み上がった切符の厚みは、彼が自分の足で稼いだ、何物にも代えがたい「人生の財産」そのものでした。
(Hint-Pot編集部)