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卵かけごはんと納豆かけごはん 毎朝食べるならどっち? 栄養士に聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:和漢 歩実

忙しい朝でも、卵かけごはんや納豆かけごはんは調理の手間がなく、すぐに食べられるため、毎日の定番メニューにしている人もいるでしょう。毎朝食べるとしたら、栄養面ではどちらが優れているのでしょうか。それぞれの特徴について、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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卵と納豆 それぞれの栄養の特徴とは
卵も納豆も、どちらも栄養価が高く、手軽にたんぱく質を補いやすい食品です。朝は時間がなく、食事の準備に手間をかけにくいもの。しかし、どちらもごはんにのせるだけで食べられるため、忙しい日にも取り入れやすいでしょう。それぞれ栄養面に特徴があります。
まず卵は、ビタミンCと食物繊維を除いた栄養素を含む食品です。“完全栄養食”と呼ばれるほど、栄養バランスに優れています。筋肉や血液、骨、皮膚、髪など、体づくりに欠かせない良質なたんぱく質が豊富です。リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸、ビタミンDやビタミンB群、鉄、亜鉛など、健康維持やエネルギー代謝、体の機能を支えるビタミンやミネラルも含んでいます。
一方、納豆は“畑の肉”と呼ばれる大豆を原料とした、栄養豊富な食品です。ビタミンA・C・Dはほとんどありませんが、体づくりに必要な植物性たんぱく質に加え、脂質や炭水化物(糖質+食物繊維)、ビタミンK、葉酸、ミネラルなどを含みます。炭水化物では糖質が少なく、便通や腸内環境を整える食物繊維が豊富。血流との関係で注目されるナットウキナーゼは、発酵で生成される納豆特有の成分です。
これらをごはんと一緒に食べることで、白米の糖質によるエネルギー補給がプラスされます。卵かけごはんも、納豆かけごはんも、一日の始まりにふさわしい手軽な朝食です。栄養メリットの優劣はつけにくいですが、機能性成分という観点からいうと、ナットウキナーゼを含む発酵食品ならではの特徴がある納豆かけごはんのほうが、やや優位といえます。