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卵かけごはんと納豆かけごはん 毎朝食べるならどっち? 栄養士に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

カロリーやたんぱく質が多いのはどっち?

 実際に、1食分あたりの栄養価を比べてみましょう。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年をもとに、ごはんは茶碗1杯(150グラム)、卵は1個(可食部50グラム)、納豆は1パック(粒、50グラム)とすると、次の通りです。タレやしょうゆなどは含みません。

○エネルギー
卵かけごはん:約310キロカロリー
納豆かけごはん:約330キロカロリー

○たんぱく質
卵かけごはん:9.9グラム
納豆かけごはん:12グラム

○脂質
卵かけごはん:5.6グラム
納豆かけごはん:5.5グラム

○糖質
卵かけごはん:53.6グラム
納豆かけごはん:54.7グラム

○食物繊維
卵かけごはん:2.3グラム
納豆かけごはん:5.3グラム

 脂質は、両者に大きな差はありません。たんぱく質や食物繊維は、納豆かけごはんのほうが多くとれることがわかります。

栄養バランスを意識して食べよう

 ただし、それだけで栄養バランスが十分に整うわけではありません。どちらも手軽にエネルギーを補える一方で、ビタミンCをはじめ、野菜や海藻類、果物などに豊富に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素が、1日の摂取量としては不足しています。

 毎朝食べる場合、具だくさんのみそ汁や野菜、海藻類、果物などを組み合わせたり、ほかの2食でも栄養バランスを意識したりすることをおすすめします。また、しょうゆやタレをかけすぎると塩分のとりすぎにつながるため、控えめな味つけを意識したいところです。

 卵かけごはんにも、納豆かけごはんにも、それぞれの良さがあります。上手に取り入れて、朝の栄養補給に役立てましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾