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どうぶつ

「つらい時にいつも寄り添ってくれる」 元保護ねこの「思いやり」に飼い主が感謝する日々

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

ねこ同士じゃないと分かち合えないことがあるとしたら…

 ギタールくんがお空に行ってしまってから3年。今でも、久保木さんが昔の動画を見ていると、シャンソンくんがギタールくんの声に反応してやってくるそうです。

「テレビに映っているねこちゃんには全然反応しないんですけど、きっと声で分かるんでしょうね」

 今シャンソンくんがどんな気持ちでいるのか……久保木さんはそのことが気になっているそうです。

「ずっと2匹で暮らしてきたので、(ギタールくんがいなくなってから)何かこう、心にぽっかり穴が開いたような寂しい気持ちがずっとあるんじゃないかなって思うんですよね。ねこ同士じゃないと分かり合えないこともあるんじゃないかなって」

「もし今、シャン(シャンソン)くんが寂しいのであれば、相性のいい子を迎えてあげてもいいのかなって思うことがあります。でも一生面倒を見ることを考えると、子ねこじゃなくて同じくらいの年齢で穏やかな性格の子がいいなって。でもギギ(ギタール)くんみたいに相性のいい子はもういないのかなって気持ちもあって……。夫は特にその思いが強いみたいで、なかなか次の子を迎える気持ちになれていないんですよね……」

 そう言って久保木さんはシャンソンくんに話しかけた。「シャンくんはどう? ギギくんじゃなきゃダメ? それともお友達が欲しい? 同じくらいの男の子? 会ってみないと分からないよね~? 今決めてって言ってもわからないよね~?」

 たとえそれほど仲良くならなくても「ねこ同士、そばにいるだけで通じ合う何かがあるんじゃないか」と久保木さんは最近思うのだそうです。

 シャンソンくんの気持ちを100%理解することは難しいでしょう。でも久保木さんとシャンソンくんとのやりとりを見ていると、まるで人間同士のような温かさが感じられます。お互いを想う“気持ち”が伝わってくるのです。

 もし、あの時久保木さんが思い切って引き取ることを決めていなかったら、失われていたかもしれない小さな命。今ではこんなにも大切な家族ができました。「にゃーん」と甘えれば、必ず応えてくれる。

「撫でると本当にうれしそうにしてくれるんです。何か律儀というか、偉いな~って。人間もそうですけど、たまには『今はちょっとやめてよ~』って思う時もありますよね。でもついついかわいくて撫でると、どんな時でもうれしそうにしてくれる」

 この先シャンソンくんに新たな家族を迎え入れるかどうかの結論は、まだ出ていません。でも、どちらに決まったとしてもシャンソンくんなら、ギタールくんとの思い出を胸に、適度な距離感を保って穏やかに暮らしてくれるんじゃないかと、久保木さんは思っているそうです。

記事協力:プチミュゼ 公式フェイスブック:@petitmusee/公式ツイッター:@petit_musee/公式インスタグラム:@PetitMusee

(猫ねこ部)