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家族でバスタオルを使い回すなんて…夫の「神経質すぎない?」のひと言で募った不信感 夫婦カウンセラーがアドバイス

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

問題はタオル1枚ではなく、母親としての不安を軽く扱った夫の態度

 バスタオルの使い回しをめぐって、夫との価値観の違いに悩むハルカさん。夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんはまず、こう指摘します。

「今回の問題は、単に『タオルを共有するかどうか』ではありません。赤ちゃんに使うものについて不安を感じているハルカさんに対し、夫がその気持ちを受け止めず、『神経質すぎる』と切り捨ててしまったことが大きいと思います」

 原嶋さんによると、夫婦間で衛生観念に差があること自体は珍しくないといいます。

「育った家庭環境が違えば、『どこまでを清潔と考えるか』にも差が出ます。夫にとっては当たり前でも、ハルカさんにとっては強い抵抗がある。まずは、その違いがあること自体を認め合う必要があります」

 ただし、子どもが関わる場面なら話は別だと続けます。

「大人同士ならまだしも、赤ちゃんに使うタオルについて母親が不安を示しているのであれば、まずはその不安を優先して良かったはずです。そこで義実家のやり方を優先したことが、ハルカさんの不信感につながってしまったのでしょう」

 では、どう向き合えばいいのでしょうか。

「『私が正しい、あなたが間違っている』という言い方ではなく、『子どもに関わることは、私が安心できる方法を尊重してほしい』と伝えることが大切です。とくに、タオルのように代替が簡単なものについては、相手に我慢を強いるより“家庭内ではこうする”というルールを決めたほうが早いと思います」

 それでも夫が歩み寄らない場合については、こう話します。

「今回のように子どもが関わる場面では、とくに『どちらの感覚を優先するか』が問われます。夫が歩み寄る姿勢を見せるのか、それとも変わらないのか。その見極めが、今後の夫婦関係を考える上で大きなポイントになると思います」

(和栗 恵)