漫画
「この思い出だけは一生消えません」 荒れていた姉を救った妹の贈り物 袋に入っていた“宝物”の正体を描いた漫画に3.8万人が涙
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家族に向き合えなかったあの頃と、それでも寄り添ってくれた妹。家庭環境が激変し、孤独を深めていた姉の頑なな心を溶かしたのは、幼い妹が差し出した「数少ない宝物」でした。そんな記憶を紙と鉛筆で描き起こした漫画が、スレッズで大きな共感を呼んでいます。投稿者のMikiko.(Miii)(miii_0628)さんにお話を伺いました。
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たったひとり、覚えていてくれた妹
「私たち姉妹は断片的にしか、当時の記憶がありません。つらすぎた過去の記憶は忘れてしまっています。ただ、この思い出だけは私の中では一生消えません」
こんなメッセージが添えられ、猫のキャラクターで自分と妹を表現したこの漫画。6歳差の姉妹を描いた物語は、両親の離婚をきっかけに荒れてしまった中学時代から始まります。
制服姿で険しい表情のMikikoさんは、部屋に入ってきた妹に対し「用がないなら出てって!!」と強い口調で言い放ちます。右手を背中に隠す妹は「ごめんなさい……」と困惑しながらも謝ることしかできません。Mikikoさんにとって、感情をぶつける場所が幼い妹だけになってしまっていた状況がうかがえます。
それでも妹は、涙をためながら「お誕生日おめでとう……」と言葉を残し、パタンとドアを閉めて出ていきました。驚いた表情のMikikoさん。ドアの手前には小さな袋が置かれていました。
袋を手に取ったMikikoさんが確認すると、中には妹が宝物にしていたと思われる、数々のおもちゃが入っていました。シングルマザーの家庭でお小遣いも少ないなか、自分の大切なものを詰め合わせてくれていたのです。思わず声をあげて泣いてしまったMikikoさん。その日がMikikoさんの誕生日だったことを覚えてくれていた、たったひとりの存在でしたが、「ありがとう」も「ごめんね」も、その日は言葉にできませんでした。
そこからときは流れ、その妹にそっくりな姪っ子と、一緒にお絵かきをしているMikikoさんの姿がありました。「おばたん!」と自分を呼ぶ姪の声に重なる、幼い頃の妹の姿。そして「あの頃言えなかった『ありがとう』も『ごめんね』もこれからいっぱい返していきたい」と、姪との交流の中で思うMikikoさん。「大切な人たちのために昨日より今日の自分が一歩でも前に進める、そんな一日一日を送っていきたい」とのメッセージで締められています。
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