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「悪いところはありますか?」に先生が困惑 ハワイで子育てする日本人が驚いた“褒めて伸ばす文化”
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「悪いところはありますか?」 日本人ママの質問に先生が驚いた理由

もうひとつ、私が「これぞアメリカ流だ」と感じたのは、「能力的にできないことを、必要以上に指摘しないこと」です。
これは私が初めて、子どもの担任の先生と面談をしたときのエピソードです。「He is amazing!」「He is wonderful!」(いずれも“素晴らしい”の意)という言葉が飛び交うのが、ハワイ、そしてアメリカの“面談あるある”です。
先生は子どもの良い点を並べ立て、褒めちぎってくれるのでうれしくもありますが、日本人としてはくすぐったくなるような気分にもなります。そんな状況に物足りなさを感じた私は、こんな質問を投げかけました。
「うちの子の悪い点や、もっとこうしたほうが良いという課題はありますか」
日本人のご家庭なら、当たり前のように先生に聞く質問ではないでしょうか。しかし先生は目を丸くして驚き、「え、悪い点ですか? う~ん、何だろう? 悪い点と課題……?」。そして屈託のない笑顔で「彼は今のままで大丈夫。心配しなくていいですよ!」と言ってくれました。
面談が終わり、先生の言葉について考え込んでいた私。そして出た結論は、「子どものできないことに、わざわざ目を向けなくていい」ということでした。できることを褒めて伸ばすのが大切だとわかっている一方で、つい課題点を探してしまう人は多いのではないでしょうか。
しかし、それは(とりあえず小学生年代には)必要ないと思い知らされた出来事でした。こうした、アメリカのポジティブな面に触れるたび、私自身のネガティブさに直面して落ち込むこともありますが、「大人になっても自己肯定感が上がる“習慣”」をアメリカで発見したことも、また大きな収穫。その話は次回にお届けします!
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。