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子どもの「スマホ猫背」放置で何が起こる? 医師が警鐘を鳴らす成長期のリスクと家庭でできる対策とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

スマートフォンの長時間利用で成長にも影響が…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
スマートフォンの長時間利用で成長にも影響が…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 子どもがスマートフォンやタブレットに触れる時間は、年々長くなっています。動画視聴やゲーム、オンライン学習などが当たり前になった一方で、気になるのが“姿勢の崩れ”です。成長期の子どもにとって、長時間のスマホ使用による不良姿勢は、単なる見た目の問題ではありません。首や肩への負担をはじめ、思わぬ不調につながる可能性もあるといいます。いわゆる「スマホ猫背」が子どもの体に与える影響や、家庭でできる予防法について、まえだ整形外科リウマチクリニック院長・前田俊恒さんに聞きました。

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頭が前に出て、肩が内側に入る状態

「スマホ猫背」とは、スマートフォンやタブレットを長時間使用する際に、頭が前に突き出て背中が丸まり、肩が内側に入り込んだ姿勢を指します。専門的には「フォワード・ヘッド・ポスチャー」と呼ばれる状態です。

 首が前に傾くことで、いわゆるストレートネックに近い状態となり、首や肩には過度な負担がかかります。本来ゆるやかなカーブを描いている首の骨が、まっすぐに近づいた状態とされ、大人でも不調につながりやすい姿勢です。とくに子どもの場合は骨や筋肉が成長途中にあるため、注意が必要です。

「成長期の子どもでは骨や筋肉が未成熟なため、この不良姿勢が習慣化しやすく、骨格そのものがゆがんだ状態で固まってしまうリスクがある点が特徴です」と前田医師はいいます。

集中力低下や睡眠の質にも影響する可能性

「スマホ猫背」を放置すると、次のような不調につながる可能性があります。

・首や肩のこり、頭痛、腰痛などの身体的な症状
・眼精疲労や視力低下
・集中力の低下や学習効率の低下
・慢性的な疲労感
・自律神経の乱れによるイライラ
・睡眠の質の低下

 猫背の姿勢では胸が圧迫され、呼吸が浅くなることが、こうした不調の一因とされています。単なる姿勢の癖と考えず、早めに見直すことが大切です。