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子どもの「スマホ猫背」放置で何が起こる? 医師が警鐘を鳴らす成長期のリスクと家庭でできる対策とは
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家庭でできる工夫 スマホは目線の高さに
予防のためには、まず机と椅子の高さを子どもの体格に合わせることが重要です。足の裏が床につき、膝と股関節が約90度になる高さが理想とされています。足が床につかない場合は、足置き台を使うと良いでしょう。
スマホやタブレットは、できるだけ目線の高さまで上げ、下を向き続けない環境を作ることがポイントです。スマホスタンドを活用するほか、背もたれにクッションを入れて骨盤が後ろに倒れないようにすることも、姿勢の維持に役立ちます。
また、「長時間、同じ姿勢を続けないことも大切」です。使用時間の長さだけでなく、定期的に姿勢をリセットできる環境を整えましょう。
親が気づきたい早期発見のサイン
子どもの姿勢の悪化に早く気づくには、日常の姿勢を横から観察することが重要です。次のような様子が見られる場合は、「スマホ猫背」が習慣化している可能性があります。
・座るとすぐに背中が丸くなる
・横から見たとき、耳が肩より前に出ている
・長時間座ると首や肩の痛みを訴える
・集中力が続かない、疲れやすい
・左右の肩の高さが違う
・立っているとき、肩甲骨付近の服に不自然なシワができる
・食事中に肘をつく
・椅子に座るとすぐにおしりが前へ滑り落ちる
医師によると、子どもは大人よりも不良姿勢の影響を受けやすい一方で、早期に対処すれば改善が早いという特徴もあります。スマホを使うこと自体を責めるのではなく、使う環境や姿勢を家庭で見直すことが、子どもの健やかな成長を守る第一歩になりそうです。
まえだ整形外科リウマチクリニック院長。医学博士、整形外科専門医、リウマチ専門医、リハビリテーション科専門医。肩こり・腰痛・関節痛などの慢性疼痛から、関節リウマチ、骨粗鬆症、スポーツ障害まで幅広く診療。日常生活に根差した運動指導・セルフケアの啓発にも力を入れている。肩や膝、腰の痛みなど、日常の体の不調や体のゆがみを整えるセルフケアについても、医学的根拠に基づいたわかりやすい解説を行っている。
(Hint-Pot編集部)
