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夫の「お礼」がつらい…夫婦生活の“ご褒美”扱いに妻が限界 夫婦カウンセラーがアドバイス

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

「愛情表現」のつもりでも、相手が苦痛なら見直しが必要

 夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんに、話を聞きました。

「夫婦間のスキンシップや性生活そのものは、決して悪いことではありません。ただ、“相手が望んでいるかどうか”を無視した状態になると、関係性は大きく崩れていきます」

 今回のケースで問題なのは、“感謝”や“愛情”を理由に、友紀さんが断りづらい空気になっていることだと原嶋さんは指摘します。

「夫自身は“愛情表現”のつもりなのかもしれません。でも、友紀さんが負担や苦痛を感じているのであれば、それは一方通行になってしまっています。『相手が嫌がっているのに続ける』という状態は、夫婦間であっても決して軽く考えてはいけません」

 また、“悪気がない”ケースほど、問題が長引きやすいともいいます。

「本人に“傷つけている自覚”がないため、『なんで嫌がるの?』『愛情なのに』となってしまいやすいんです。その結果、相手側だけが我慢を続け、少しずつ心が離れていくケースは少なくありません」

 では、どう向き合えばよいのでしょうか。

「まず大切なのは、“感謝”と“性生活”を切り離して伝えることです。『私は、そういう形で気持ちを返してもらうことを望んでいない』『疲れているときは、ゆっくり休ませてもらえるほうがうれしい』と、できるだけ具体的に共有していく必要があります」

 一方で、話し合いをしても夫が受け止めず、不機嫌になったり、強く迫ったりする場合は注意が必要だと原嶋さん。

「“嫌だ”と伝えているのに状況が改善しない場合、友紀さんが今後さらに追い詰められてしまう可能性があります。ひとりで抱え込まず、信頼できる第三者や相談機関を頼ることも大切です」

 最後に、こう付け加えます。

「夫婦だからこそ、“相手はどう感じるか”を想像することが必要です。どちらか一方だけが我慢し続ける関係は、長く続きません。まずは、“自分は何がつらいのか”を整理し、相手に丁寧に伝えるところから始めてみてください」

(和栗 恵)