からだ・美容
子どもの足が臭う原因 親にできること・やってはいけないこと 小児科医に聞いた
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教えてくれた人:竹内 雄毅

気温が上がり、汗ばむ日も増えてきました。部活動や外遊びなどでたくさん汗をかいたあと、玄関で靴を脱いだ我が子の足の臭いに「えっ……」と驚いた経験がある人もいるかもしれません。実は、子どもの足が強い臭いを放つのには、子どもならではの理由が関係しているといいます。体臭は非常にデリケートな問題だからこそ、親として慎重に対応したい問題です。今回は、子どもの足が臭う医学的な原因と、親がどこまで関与すべきか、そして子どもの心を傷つけない正しい接し方について、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生に教えていただきます。
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なぜ大人以上に臭い? 子どもの足の裏で起きていること
子どもの足が臭う主な原因は、「汗」「角質」「雑菌」の3つが合わさることです。
足の裏には「エクリン腺」という汗を出す器官が密集しており、1日にコップ1杯分もの汗をかくといわれています。この汗自体は本来無臭ですが、足の裏の古い角質や皮脂と混ざり合い、それを皮膚の表面にいる雑菌(常在菌)が分解することで、独特の嫌な臭いが発生します。
基本的な臭いの発生メカニズムは、大人も子どもも同じです。しかし、大人の場合はストレスによる発汗や、加齢に伴う臭いなどが混ざることがあるのに対し、子どもの場合は純粋に「活発な代謝による大量の汗と蒸れ」、それに伴う「雑菌の繁殖」が主な原因です。そのため、臭いの質としては、いわゆる酸っぱい臭いや納豆のような臭いが強くなる傾向があります。
大人以上に臭いが発生しやすい理由として、子どもは大人に比べて新陳代謝が非常に活発で、汗をかきやすいことが挙げられます。さらに、足のサイズが小さいにもかかわらず、汗腺の数は大人とほぼ同じです。つまり、小さな面積に汗腺が密集しているため、局所的に非常に蒸れやすい環境にあるといえます。また、日中ずっと靴を履いて元気に動き回るため、靴の中が高温多湿になり、雑菌が繁殖しやすい絶好の条件がそろってしまっているのです。
汗をかきやすい体質(多汗症の傾向など)は、遺伝的な要素が関係することがあります。親御さんが汗っかきであれば、お子さんも汗をかきやすく、結果として足が臭いやすくなる可能性はあります。ただし、足の臭いそのものが直接遺伝するわけではなく、あくまで「汗のかきやすさ」という体質的なベースが関係していると考えてください。