からだ・美容
子どもの足が臭う原因 親にできること・やってはいけないこと 小児科医に聞いた
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教えてくれた人:竹内 雄毅
いじめやからかいのリスク…親はどこまで関与すべき?
体臭は非常にデリケートな問題であり、学校生活においていじめやからかい、対人関係のトラブルの原因になることもあります。我が子がそんな目に遭わないよう、なんとかしてあげたいと思うのが親心ですよね。
一方で、小学生~中学生という時期は、自立心を育む大切な時期です。そのため、親御さんがすべてをやってあげるのではなく、「正しいケアの方法を教え、環境を整えてあげる」ことが衛生管理として必要な範囲です。
具体的には、以下のようなサポートが挙げられます。
・正しい足の洗い方を教える
・毎日清潔な靴下を用意する
・靴を複数足用意してローテーションできるようにする
・靴の洗い方や干し方を一緒に実践する
逆に、過干渉になり得るラインは、親が子どもの足を直接洗ってあげたり、本人が気にしていないのに「臭いから洗いなさい!」と頭ごなしに何度も指摘したりすることです。とくに中学生にもなると、プライバシーの意識も高まります。無理に介入するのではなく、子どもが自分で気づき、自分でケアできるようにサポートする姿勢が大切です。
無頓着な子どもにどう伝える? 自尊心を傷つけるNGな接し方
子どもが自分の臭いに無頓着な場合、まずは「足の臭いは誰にでも起こる」ことを前提として伝えてください。「元気に遊んだ証拠だね」と肯定的な言葉をかけつつ「でも、そのままにしておくとばい菌が増えちゃうから、しっかり洗おうね」と、衛生面からの理由を冷静に伝えるのが望ましいです。
逆に、絶対にやってはいけないのは、人格を否定するような言い方や、他人の前でからかうことです。「本当に臭い!」「不潔だ」といった強い言葉を使ったり、きょうだいや友達の前で「この子、足が臭くて」と笑い話にしたりするのは、子どもの自尊心を深く傷つけます。家庭内であっても、子どものプライバシーと尊厳を守る配慮が必要です。
子どもの足の臭いは、子どもが毎日元気に活動し、成長している証拠でもあります。決して「不潔だから」と自分たちを責めたり、恥ずかしがったりする必要はありません。親が正しい知識を持ち、子どもと一緒に楽しみながら、ケアの習慣を身につけていくことが大切です。
(Hint-Pot編集部)
竹内 雄毅(たけうち・ゆうき)
医学博士・小児外科専門医。京都府精華町「たけうちファミリークリニック」院長。京都府立医科大学小児外科客員講師。小児科・小児外科の診療に加えて、地域の子どもを安心して預けられる病児保育を運営するとともに、さらに絵本の読み聞かせや離乳食教室、ベビーマッサージなどの子育てイベントも展開する。クリニックを「行きたくない場所」ではなく「行きたくなる場所」に変えることを目指し、医療を軸としたコミュニティデザインに力を注ぐ。現在、家族と地域が互いに支え合える環境作りの一環として、安心して交流できる広場の構想を進めている。
