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「熱湯をかければ安心」は誤解かも 意外に知らない、まな板の正しい使い方とお手入れ法
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教えてくれた人:和漢 歩実

食中毒予防のため、食材の管理や手洗いに気をつけている人は多いでしょう。調理器具の扱い方もとても重要です。なかでも、毎日のように使うまな板は、肉や魚、野菜などさまざまな食材が直接触れるため、なにげない扱いが細菌を広げる原因になっていることも。食中毒を防ぐために知っておきたい、まな板の使い方やお手入れ方法について、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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まな板は「食材ごと」の使い分けが基本
まな板でまず大切なのは、食材によって使い分けることです。とくに肉や魚には食中毒の原因となる細菌が付着していることが多く、それらを切ったまな板で、そのまま生で食べる野菜や果物を切ると、細菌が移ってしまう可能性があります。
できれば、肉・魚用と野菜・果物用でまな板を分けるのが理想です。まな板を何枚も用意するのが難しい場合は、切る順番に気をつけましょう。先に野菜や果物など生で食べるものを切り、そのあとに肉や魚を切ります。
また、生の肉や魚介類に使用したまな板に、調理済みの食品が触れないようにしましょう。使用後はそのまま調理台に置かず、すぐにシンクへ移すことも大切です。
まな板を洗うときは、まず水かぬるま湯を使用
まな板を使ったあとは、まず水かぬるま湯で汚れを洗い流します。熱湯を回しかけたほうが、まな板の消毒になるイメージがあるかもしれませんが、使用直後にかけるのは避けましょう。
肉や魚などに多く含まれるたんぱく質は、60度前後から熱で固まる性質があります。そのため、肉や魚を切った後のまな板を洗う際、最初に熱湯をかけるとたんぱく質が固まってしまい、汚れを落としにくくなるでしょう。
とくに、まな板の表面は細かな傷が多く、そこにたんぱく質の汚れが入り込んで固まってしまうと、落としにくくなります。汚れが残ると、雑菌が増え、食中毒のリスクを高める原因に。使用直後は水やぬるま湯で汚れを流し、そのあと台所用洗剤を使って、スポンジで全体をしっかり洗いましょう。
木製のまな板であれば、たわしがおすすめです。もしあれば、まな板専用ブラシを使うと汚れを落としやすいでしょう。洗ったあとは流水でよくすすぎます。そのあとで熱湯をかけて消毒してください。
一般的なプラスチック製のまな板であれば、キッチン用塩素系漂白剤で除菌できます。ラベル表示を確認のうえ、使用しましょう。いずれにしても洗浄・消毒が終わったら、水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させます。