Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

子どもの足が臭ったとき、家庭でやりがちな“NGケア”とは 病気が隠れているケースも…親にできるサポートを医師に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:竹内 雄毅

上履きや運動靴の臭いが気になったら、どうするべき?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
上履きや運動靴の臭いが気になったら、どうするべき?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもの足の臭いが気になったとき、家庭ではどんな対策をしているでしょうか。実は、良かれと思って一生懸命やっていたことが、逆効果になっているかもしれません。子どものデリケートな足を守りながら臭いを撃退するには、正しい知識に基づいたケアが必要だと話すのは、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生。今回は、家庭で実践すべき正しい基本ケアと、やってはいけない“NG対策”などについて、詳しく教えていただきます。

 ◇ ◇ ◇

押さえておきたい基本のケア

 子どもの足の臭いが気になると、「しっかり洗わなきゃ」と力を入れてしまいがちです。しかし、間違ったケアは、かえって臭いを悪化させてしまうこともあるといいます。家庭で実践すべき基本的なケアとして、まず押さえておきたいポイントと、実は逆効果になるNG対策を解説します。

<洗い方のポイントとNG対策>
 お風呂では、ボディソープや石けんをしっかり泡立て、手で優しく洗うのが基本です。

 臭いを落とそうと軽石や硬いブラシ、ナイロンタオルで強くこするのは逆効果。皮膚のバリア機能が壊れ、かえって雑菌が繁殖しやすくなったり、防御反応で角質が厚くなったりかえって雑菌が繁殖しやすくなったりします。とくに汚れが溜まりやすい「足の指の間」や「爪の周り」は、指を使って念入りに洗うよう教えてあげてください。

<乾かし方のポイント>
 お風呂上がりは、タオルで足の水分をしっかりと拭き取ります。ここでも、指の間の水分を拭き取ることが重要です。水分が残っていると、そこからまた雑菌が繁殖してしまいやすくなります。

<生活習慣のポイントとNG対策>
 帰宅後はすぐに靴下を脱ぎ、足を洗う(またはシャワーを浴びる)習慣をつけるのが理想的です。難しければ、濡れタオルや除菌シートで足を拭くだけでも効果があります。また、爪が伸びているとアカや汚れが溜まりやすいため、こまめに爪を切ることも大切です。

 足が汚れた状態のまま香りの強いスプレーを使うと、汗や雑菌の臭いと混ざって、さらに不快な臭いになることがあります。まず優先したいのは“香りでごまかすこと”ではなく、“清潔な状態を保つこと”です。

 また、靴を乾かすことは大切ですが、直射日光に当てすぎると靴の素材(とくにゴムや合成皮革)が劣化し、通気性が悪くなることがあります。

靴は「毎日履き続けない」 臭いを撃退する靴・靴下の選び方

 毎日きちんと足を洗っていても、なかなか臭いが改善しない場合は、靴の中の環境に原因があるかもしれません。実は、靴や靴下の選び方によっても、足の蒸れや雑菌の繁殖しやすさは大きく変わります。

○靴下の選び方
 吸湿性・通気性に優れた「綿」や「麻」など、天然素材が多く含まれているものがおすすめです。抗菌・防臭加工が施された靴下や、指の間が蒸れにくい5本指ソックスも効果的です。

○靴の選び方と使い方
 通気性の良いメッシュ素材の靴を選ぶと蒸れを軽減できます。

 そして、最も重要なのは「同じ靴を毎日履き続けないこと」です。一日履いた靴は、汗をたっぷり吸い込んでおり、完全に乾くまでに1~2日かかります。最低でも2足、できれば3足用意してローテーションで履くようにしてください。

○靴の乾燥・ケア
 帰宅後は、靴の中に丸めた新聞紙や市販の乾燥剤(シリカゲルなど)を入れて、湿気を取ると良いでしょう。また、定期的に靴を洗い、中敷き(インソール)を取りはずして洗えるタイプであれば、こまめに洗って清潔を保つことが大切です。風通しの良い日陰で干しましょう。