からだ・美容
子どもの足が臭ったとき、家庭でやりがちな“NGケア”とは 病気が隠れているケースも…親にできるサポートを医師に聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:竹内 雄毅
子どもでも水虫になる? 病院を受診すべき目安と何科に行くべきか
足の臭いの多くは、汗や蒸れによるものですが、なかには病気が隠れているケースもあります。以下のような症状が見られる場合は、注意が必要です。
○足白癬(水虫)
足の指の間がジュクジュクしている、皮がむけている、強いかゆみがある場合。子どもでも水虫になることはあります。
○多汗症
季節や気温に関係なく、常に靴下が絞れるほど大量の汗をかいている場合。
○細菌感染(蜂窩織炎など)
足の一部が赤く腫れ上がっている、熱を持っている、痛みがある場合。小さな傷から細菌が入り込んでいる可能性があります。
○異臭
アンモニア臭や甘酸っぱい臭いなど、通常の汗や蒸れとは明らかに異なる強い臭いが続く場合は、代謝異常などの疾患が隠れている可能性もゼロではありません。
家庭で足を清潔に保ち、靴のローテーションなどの対策を1~2週間続けても臭いがまったく改善しない場合や、前述したような皮膚の異常(赤み、かゆみ、皮むけ、痛みなど)が見られる場合は、受診をおすすめします。
受診先については、まずはかかりつけの小児科で相談していただいてかまいません。全身状態を含めて診察し、必要に応じて皮膚科専門医を紹介してくれます。もし、明らかに皮膚の異常(水虫の疑いなど)がメインである場合は、最初から皮膚科を受診するのも良いでしょう。
足が臭いという悩みを、親子のコミュニケーションを深め、子どもが自分の体を大切にする「セルフケア」を学ぶ良い機会ととらえてみてください。焦らず、できることからひとつずつ取り組んでいきましょう。
(Hint-Pot編集部)
竹内 雄毅(たけうち・ゆうき)
医学博士・小児外科専門医。京都府精華町「たけうちファミリークリニック」院長。京都府立医科大学小児外科客員講師。小児科・小児外科の診療に加えて、地域の子どもを安心して預けられる病児保育を運営するとともに、さらに絵本の読み聞かせや離乳食教室、ベビーマッサージなどの子育てイベントも展開する。クリニックを「行きたくない場所」ではなく「行きたくなる場所」に変えることを目指し、医療を軸としたコミュニティデザインに力を注ぐ。現在、家族と地域が互いに支え合える環境作りの一環として、安心して交流できる広場の構想を進めている。
