からだ・美容
昔は平気だったのに…炭酸がつらくなったら要注意 医師が解説する“シュワシュワ”の正体
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教えてくれた人:近藤 千種

暑くなると、シュワッと爽快な炭酸飲料が恋しくなる季節。一方で「のどが痛い」「鼻にツンとくる」「刺激が強すぎて飲めない」と、炭酸を苦手に感じる人も少なくありません。単なる好き嫌いと思われがちですが、実は炭酸の“シュワシュワ感”は、味覚というより「刺激」や「軽い痛み」に近い感覚だといわれています。炭酸が苦手な人の体では、いったい何が起きているのでしょうか。ちぐさ内科クリニック覚王山の院長で抗加齢医学会認定専門医の近藤千種医師に詳しく聞きました。
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「シュワシュワ」は“味”ではなく刺激だった
炭酸飲料を飲んだ瞬間、「ピリピリする」「のどがチクチクする」と感じた経験がある人もいるかもしれません。
炭酸飲料に含まれる二酸化炭素(CO2)は、口やのどの水分に溶けることで刺激を生み出します。この刺激は、甘味や苦味のような“味覚”とは少し異なり、「ピリピリ」「チクチク」とした刺激感として脳に伝わっているそうです。
この感覚に関わっているのが、「三叉神経(さんさしんけい)」と呼ばれる神経。わさびを食べたときのツーンとした刺激や、唐辛子のヒリヒリ感なども、この神経が関係しています。つまり炭酸は、“味”というより刺激として感じている側面があるのです。
そのため、粘膜が敏感な人や刺激に弱い体質の人、のどや鼻に炎症がある人などは、「痛い」「苦しい」と感じやすいことがあります。また、強炭酸や冷たい温度、酸味などが加わると、さらに刺激を強く感じる場合もあるそうです。
「鼻にツン」が苦手な人も
炭酸を飲んだとき、「鼻に抜ける感じが苦手」という人もいます。
これは、口やのどで発生したCO2が鼻の奥へ抜け、その刺激が粘膜を刺激するためと考えられています。とくに、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、風邪のあと、乾燥などで粘膜が敏感になっていると、刺激を強く感じやすいそうです。
また、もともと刺激に敏感な人は、炭酸だけでなく、香辛料やアルコール、ミント、熱い食べ物なども苦手な傾向がみられることがあるといいます。



