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「熱いお湯をかければOK」は誤解? 掃除のプロがすすめる夏の浴室カビ対策
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教えてくれた人:伊藤 まき

浴室は家の中でも湿気がこもりやすく、夏はとくにカビが繁殖しやすい場所です。壁や床、目地の隙間、窓のサッシなどにカビが発生し、「掃除をしたばかりなのに、すぐにまた生えてくる」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。SNSなどでは、カビ予防のために「お風呂の最後に熱いお湯をかける」というライフハックも紹介されています。しかし、やり方によっては十分な効果が得られないこともあるようです。夏の浴室掃除で気をつけたいポイントについて、クリンネスとの資格を持つ掃除のプロ・伊藤まきさんに聞きました。
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お風呂上がりの「熱湯かけ」、やり方によっては効果が限定的
SNSやテレビ番組などで、「お風呂の最後に熱いお湯をかけるとカビ予防になる」という方法が紹介されることがあります。
実際、カビは高温に弱く、50度以上のお湯を一定時間かけることで活動を抑えられるとされています。また、壁や床に付着した石けんカスや皮脂汚れも、温かいお湯のほうが落としやすくなります。
ただし、家庭用の給湯器から出るお湯を壁や床にさっとかけるだけでは、カビの根まで十分に熱が伝わらず、期待する効果が得られない場合があります。とくに夏場はもともと浴室内の温度や湿度が高いため、熱いお湯をかけたあとに換気や乾燥が不十分だと、高温多湿の状態が続きやすくなります。
その結果、生き残ったカビが再び繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあるのです。では、夏場のカビ対策で重視したいことはなんでしょうか。
それは、「熱湯をかけること」よりも、「浴室をしっかり乾燥させること」です。
浴室乾燥機が備え付けられている場合は、積極的に活用しましょう。乾燥機がない場合も、晴れた日中であれば窓を開けたり、サーキュレーターを使ったりして、浴室内の湿気を外へ逃がす工夫が有効です。
また、最後に入浴した人が壁や床に残った水滴を拭き取るのも効果的です。使い終わったバスタオルなどで軽く水分を除くだけでも、湿気を減らすことにつながります。さらに、シャンプーやボディソープのボトルについた水滴を拭き取り、可能であれば浴室の外に出しておくと、カビが発生しにくい環境づくりに役立つでしょう。
カビを防ぐためには、浴室内をできるだけ乾燥した状態に保つことが大切です。「浴室内に水分を残さない」――これがカビ対策の基本といえるでしょう。
(和栗 恵)