仕事・人生
「会社に抗議することに疲れてしまった」 産後に難病判明、車いす生活となった母親が直面した現実
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ある日突然、当たり前だった日常を失ったとき、人はどのように生きていけば良いのでしょうか。石楠花さん(hana.rhododendron)は、第1子出産後に指定難病「後縦靱帯骨化症」と診断され、車いすでの生活となりました。長年勤めた会社から退職勧奨を受けたときには困惑し、福祉支援の複雑な手続きに悩みもしたそう。彼女が経験した社会的な苦しみを、詳しく伺いました。
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復職を希望するなかで受けた退職勧奨
第1子の出産後、体に異変が起きて「後縦靱帯骨化症」であることがわかった石楠花さん。背骨にボルトなどを埋め込む手術を受け、現在は車いすで生活しています。
胸から下の感覚を失い、動かせなくなりましたが、感覚がないはずの部位には常に痛みがあります。神経障害を改善する薬や痛みを和らげる薬を服用するも効果は感じられていません。それでも自分にできることを見つけつつ、育児に励んでいます。

石楠花さんが直面した困難は、病気による痛みや麻痺だけではありませんでした。新卒で入社した会社で塾講師として長年働いていた石楠花さん。育休中に手術を受けて車いすでの生活となったあとも復職を希望し、会社へ状況を報告しました。
人事からは「障害に配慮して、復帰できるようにサポートする」と伝えられ、別部署への異動やリモートワークを希望。ところが、産休が終わる間近になって会社側から突然、退職の勧奨をされたのです。話し合いは平行線のまま、有給を使い切って休職扱いに。休職期間が満了となっても復帰は認められず、退職を余儀なくされました。
「会社に抗議することに疲れてしまったので、自分の心を守る方向に動きました。今は、ハローワークで求職の手続きをしながら今後の働き方をゆっくり考えているところです」
