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増える子どもの「スマホ斜視」 1日4時間超の利用で考えられる重大なリスクとは 眼科医が警鐘
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子どもがスマートフォンやタブレットを日常的に使う機会が増える一方で、保護者の間で広がっているのが、目への影響に対する不安です。なかでも、長時間のスマホ使用との関連が指摘される「スマホ斜視」が問題視されています。どのような状態を指すのか、家庭でできる予防法はあるのか、いわみ眼科院長・岩見久司先生に聞きました。
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近距離での長時間使用が招く目のリスク
人間の目は、近くを見るとき、両目を内側に寄せる「輻輳(ふくそう)」という動きをします。たとえば、スマホを20~30センチほどの距離で長時間見続けると、この寄り目の状態がずっと続くことになります。こうした状態が習慣化することで、目が内側に寄ったまま戻りにくくなることがあるのです。
これがいわゆる「スマホ斜視」で、近年、医学的には「急性後天共同性内斜視(AACE)」と呼ばれるタイプが問題になっています。放置すると、物が二重に見える、眼精疲労や頭痛、集中力の低下などにつながり、重症例では手術が必要になることもあるため、注意が必要です。
さらに、スマホやタブレットなどを長時間使うことは、近視の進行にもつながります。最近の研究では、デジタル画面を見る時間が長いほど近視リスクが上昇し、1時間を超える頃から高まる傾向があり、4時間程度で約2倍になる可能性が報告されています。
近視が強く進むと、網膜剥離や緑内障、近視性黄斑変性など、将来的な視力障害のリスクも否定できません。子どもの目の変化に気づいたら、早めに対処することが大切です。
子どもの様子に現れるサインとは
子ども自身は見えにくさを自覚していないことが多いため、日頃の行動の変化を観察することが重要になります。片目を閉じる、「ダブって見える」と訴える、目が内側に寄っている瞬間があるといった様子は、斜視のサインです。スマホを顔に極端に近づける、目を細める、顔を傾けて見るといった様子は、近視のサインとして考えられます。
画面を見るときの「急に姿勢が悪くなった」「以前より顔が近い」といった変化も、目になんらかの影響が及んでいる可能性があります。
また、寝転んでの使用は画面との距離が極端に近くなりやすく、左右の目と画面の距離に差が生まれることで、近視の程度に左右差が出る可能性もあります。寝ながらのスマホ使用は、避けましょう。