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増える子どもの「スマホ斜視」 1日4時間超の利用で考えられる重大なリスクとは 眼科医が警鐘
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予防のために家庭でできること
予防のためには、スマホやタブレットを長時間続けて見ないこと、見るときは画面に顔を近づけすぎないことが基本です。家庭では、1日の使用時間を決める、食事中は使わない、寝室に持ち込まないといったルール作りをしましょう。また屋外活動は近視予防に有効とされており、1日2時間程度の外遊びが推奨されています。
しかし、子どもは集中すると、どんどん顔が画面に近づきます。つい「近すぎる!」と叱ってしまいがちですが、子どもにはポジティブな指示の方が伝わりやすいです。たとえば「肘を伸ばした距離で見よう」「30分見たら遠くを見よう」「机に置いて見よう」といった“どうすれば良いか”を具体的に伝える声かけをすると良いでしょう。
環境を整えるのも予防策のひとつです。デジタル端末をスタンドや机に置いて使うことで、前のめりになりにくく、目と画面の距離も保ちやすくなります。椅子に姿勢サポートクッションを活用することも、骨盤が後ろへ倒れるのを防ぎ、自然と正しい姿勢を保ちやすくしてくれるでしょう。
現代の子どもたちは、生まれたときからデジタル機器に囲まれています。しかし、人間の目は、ここまで長時間の超近距離作業を想定して進化していません。
目が内側に寄っている、物が二重に見える、急に見え方がおかしい、片目を閉じるようになったなどの様子が見られる場合は、早めに眼科を受診しましょう。斜視の背景に、まれに神経疾患が隠れていることもあるため、自己判断せず医師に相談することが大切です。
◇岩見久司(いわみ・ひさし)
兵庫県芦屋市、いわみ眼科院長。網膜疾患・レーザー治療を専門とし、小児近視治療や生活習慣病と眼疾患の関連にも注力。近年は「近視は生活習慣病」という視点から、子どもの目を守る啓発活動や情報発信にも力を入れている。
兵庫県芦屋市、いわみ眼科院長。網膜疾患・レーザー治療を専門とし、小児近視治療や生活習慣病と眼疾患の関連にも注力。近年は「近視は生活習慣病」という視点から、子どもの目を守る啓発活動や情報発信にも力を入れている。
(Hint-Pot編集部)
