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「退職も再就職も話し合ったはずなのに…」 人生の重要事項で意見を変える夫 どう向き合えばいい? 夫婦カウンセラーがアドバイス
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

結婚前に交わした約束や、相手の言葉を信じて人生の選択をしたにもかかわらず、結婚後に「話が違う」と感じることはないでしょうか。今回お話を伺った20代女性は、夫の「好きなようにしていい」という言葉を信じて専業主婦になりました。しかし、その言葉の本当の意味に気づいたことで、離婚を考えるまでに至ったといいます。夫婦の価値観のすれ違いについて、夫婦カウンセラーに話を聞きました。
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夫の勤務先近くへの転居を機に退職
「私は昔から、子どもは3人くらい欲しいと思っていました。にぎやかな家庭に憧れていたんです」
そう話すのは、東京都在住の吉田公美さん(仮名・20代)です。
職場の先輩の紹介で知り合った男性と2年間交際し、結婚。夫も子どもが好きで、将来は複数の子どもを育てたいという公美さんの希望に共感していたといいます。また、子どもが小さいうちは家庭を優先したいという考えにも理解を示していました。
結婚後の新居は、夫の勤務先に近い場所に決定。これまでの職場への通勤が難しくなったため、公美さんは退職しました。もともと早めに子どもを望んでいたこともあり、すぐには再就職せず、新生活を整えながら過ごすことにしたそうです。
しかし、しばらくすると、夫は「周りはみんな共働きだし、将来のことを考えると少し不安なんだ」と話すようになりました。職場で家庭の話になることも多く、共働き家庭がほとんどだったことも影響していたようです。
「実は多少の不労所得もあり、当面の生活には大きな不安はないと考えていました。でも、子どもが増えたときのことを考えると、今のうちに少しでも貯蓄を増やしたほうがいいのではないかと夫に言われ、私もそのほうが安心だと思い、働くことにしたんです」
夫婦で話し合った結果、公美さんは再就職することに。その際、共働きになる以上、家事もふたりで分担しようと決めました。当初は約束通り、お互い家事をこなしていたそうです。しかし、夫はしだいに後回しにすることが増えていきました。
「夫が担当の家事が何日もそのままになっていて、私が指摘すると『今やろうと思っていたのに』と言われるんです。結局、待ちきれずに私がやることが増えていきました」
公美さんが、話し合って決めた分担を守ってほしいと伝えると、夫は「やれるほうがやれば良くない? 職場の人に聞いても、きっちり分担しているところは少ないみたいだよ」と返したそうです。さらに、仕事で帰宅が遅くなった日には、「最近、仕事優先になっていない?」と言われることもありました。
「新居をどこにかまえるか、退職も再就職もその都度夫と話し合って決めてきたはずでした。でも、あとになって夫の考えが変わり、そのたびに私が合わせることになります。家事分担まで『やれるほうがやればいい』と言われるようになり、これから先も夫を信じていいのかわからなくなってしまいました。離婚すべきなのでしょうか」