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「これって“食い尽くし系”?」 食事中に妻のお皿を見続ける夫…対処する方法とは 夫婦カウンセラーがアドバイス

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

食の価値観の違いは夫婦関係に大きな影響が

 奈海さんの夫の行動について、夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんは「一般的にいわれる“食い尽くし系”とは異なるケースだと考えられます」と話します。

「“食い尽くし系”は、自分の分だけでは足りず、相手の料理まで食べてしまうケースが多く見られます。一方、今回のケースでは、奈海さんの分を残して取り分けていますし、勝手に食べてしまうこともありません。そのため、典型的な“食い尽くし系”とは別に考えたほうが良いでしょう」

 一方で、「相手のほうが良いものを食べているのではないか」「自分より得をしているのではないか」と気になり、無意識のうちに相手のお皿へ視線が向いてしまう人もいるといいます。

「奈海さんは『やめてほしい』と伝えたり、お皿を交換したりすることまで提案したりしています。それでも行動が変わらないのであれば、本人が『見ること』を問題だと認識できていない可能性があります」

 そのため、「どうして見るの?」と理由を追及するよりも「毎回お皿を見られることで、私は落ち着いて食事ができず苦痛に感じている」と、自分が受けている影響を具体的に伝えることが大切です。相手に悪気がない場合でも、行動によって相手が傷ついていることを理解してもらう必要があります。

 それでも改善が見られない場合は、夫婦だけで解決しようと抱え込まず、夫婦カウンセリングなど第三者を交えて話し合うことも有効です。また、本人も「気になるのにやめられない」と自覚している場合は、心療内科や精神科など専門機関への相談を検討しても良いでしょう。

 夫婦にとって食事は毎日のことだからこそ、小さな違和感でも、積み重なると大きなストレスになります。互いが安心して食卓を囲めるよう、問題をひとりでで抱え込まず、早めに向き合うことが大切だと原嶋さんは話しています。

(和栗 恵)