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「お母さんに怒られちゃうよ」 ハワイ育ちの男の子が日本の公園へ 窮屈だと感じた意外な“ルール”とは
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裸足だけではなかった 息子が戸惑った日本での遊び方

ただ、ハワイ育ちの息子が戸惑ったのは、裸足のことだけではありませんでした。
友達と遊ぶなかで「ボールを思い切り蹴ったり、投げたりしてはいけない」「次の人が待っていたら、遊具をすぐに譲る」「自転車で乗り入れてはいけない場所がある」「公園の水は飲まないほうがいい」など、普段ハワイで遊んでいるときにはあまり意識していなかったことを、次々と教えてもらったのです。
もちろん、公園は子どもだけが利用する場所ではありません。小さな子どもから高齢者まで、さまざまな人がそれぞれの目的で利用する公共の場所です。また、公園によって設備や広さ、立地、利用上の決まりも異なります。多くの人が安全に利用するために、一定のルールや周囲への配慮が必要になることは、私自身も理解しています。
それでも息子にとっては、ハワイで普段していることをそのまましようとすると、友達から「それはやらないほうがいい」「こうしたほうがいい」と教えてもらうことが続き、少し窮屈に感じたようです。楽しみにしていた友達との公園遊びでしたが、いつもとは違うことを意識しながら遊ぶことに、少し気疲れした様子でした。
私が暮らすハワイでは、日本で息子が経験したように、子どもたちの遊び方について細かなことまで声をかけられる場面は、それほど多くないように感じます。たとえば、1人の子どもが同じ遊具で長く遊んでいても、周囲の大人がすぐに「次の子に譲りなさい」と声をかける光景は、私自身あまり目にしません。
だからといって、日本とハワイのどちらの遊び方がいい、悪いということではありません。公園の環境も、利用する人も異なれば、安全への考え方や周囲への配慮の仕方にも違いがあるのでしょう。
2年前にはそれほど意識していなかったことも、小学3年生になった今では、自分が慣れ親しんだハワイでの遊び方との違いとして感じるようになった息子。日本で友達と遊ぶなかで「どうしてこれはダメなの?」と戸惑う姿を見て、子ども自身も成長とともに文化や習慣の違いを感じ取るようになるのだと、私にとっても新たな発見になりました。
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。