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大地震で「早く家に帰らなきゃ」は危険? 防災士が警鐘 外出先で避けたい3つのNG行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

無理に自宅へ帰ろうとしない 「一斉帰宅」が新たな危険を生むことも

 大都市で大規模な地震が発生すると、公共交通機関が運休し、多くの帰宅困難者が発生する可能性があります。

 そこで避けたいのが、地震の直後に大勢の人が一斉に自宅を目指して移動することです。道路に人があふれると、救急車や消防車など緊急車両の通行や救命・救助活動を妨げる可能性があります。また、徒歩で長距離を移動する途中に余震や火災などに巻き込まれるおそれもあります。

 仕事中や授業中などに被災した場合は、交通機関が止まったからといって、すぐに歩いて帰ろうとしないことが大切です。まずは職場や学校など、自分がいる場所の安全性を確認しましょう。

 たとえば東京都では、大規模災害時に救命・救助活動などを妨げないため、「むやみに移動を開始しない」ことを呼びかけています。また、事業者には、従業員の一斉帰宅を抑制するため、必要な水や食料などを備蓄しておくことが求められています。

 職場や学校にとどまれる状況であれば、施設の指示に従いながら安全な場所で待機し、交通機関や周辺の被害状況など、正確な情報を確認してから次の行動を判断しましょう。

家族で「外出中に被災したら」を決めておく

 大地震が発生したとき、家族全員が自宅にいるとは限りません。親は職場、子どもは学校など、それぞれ別の場所で被災することも考えられます。

 そのため、日頃から家族で「被災したときにどうするか」を話し合っておくことが大切です。すぐに帰宅できない場合にどこで待機するのか、どのような方法で安否を確認するのかなどを決めておきましょう。

 子どもが自宅や学校などで被災した場合についても、誰を頼るのか、どこで待つのかを家族で確認しておくと安心です。遠方の学校に通っている場合は、無理に自宅を目指さず、学校側の指示に従うこともあらかじめ伝えておきましょう。

 大きな揺れを感じたら、まずは自分の身を守ること。そして揺れが収まったあとも、慌てて移動せず、周囲の状況や正確な情報を確認することが重要です。外出先での被災も想定し、「そのとき、どう動くか」を家族で話し合っておくことが、いざというときの冷静な行動につながります。

(和栗 恵)

和栗 恵(わぐり・めぐみ)

防災士・ライフスタイルライター。1970年東京都生まれの B型。雑誌、ウェブ、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、さまざまな媒体を手がける。男女の本質的な違いに着目した独自の恋愛論・結婚論を、ティーン誌、青年誌、ママさん向けウェブなどで展開中。著書にA型夫とB型妻との生活を描いた「毎日がグチLove B型妻 VS A型夫(笠倉出版社)」、「そして、ありがとう…ー犬とわたしの12の涙ー(日本文芸社)」などがある。