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「アメリカとは大きく違う」 シール帳を見たアメリカ人夫が驚き 娘の体験で気づいた“日本人らしさ”とは
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「シール帳で大事に保管する」ことが、とても日本人らしい
母曰く、昨年あたりから、娘や孫のためにシールを入手しようと争奪戦が起こっているとのこと。だから、あの電話の際、シールが入手できたことを、わざわざ娘に報告したのだなと合点がいきました。
私たちが日本に滞在していた6月は供給量が追いついていたようで、“ボンボンドロップシール”を店頭で見かけましたが、“購入は1人1枚”と枚数制限を設けているお店が多かったように思います。
この一大ブームを知ったアメリカ人の夫は、シールの人気そのものよりも「シール帳で大事に保管する」ことが、とても日本人らしいと感じたそうです。
夫がそう感じたのには、これまで日本で目にしてきた光景も関係していました。夫は日本のアニメやフィギュアが大好きで、日本を訪れると秋葉原へ行くことを楽しみにしています。中古ショップをめぐるなかで、何十年も前のおもちゃが箱に入ったまま、きれいな状態で残されていることにも以前から驚いていました。
そんな夫には、シール帳も「気に入ったものをきれいな状態で残しながら楽しむ」という、日本でこれまで目にしてきた光景と重なって見えたようです。
「アメリカ人は、気に入ったものほど日常的にとことん使って楽しみたい」
このことを通して、夫は「お気に入りのものへの価値観が、日米で大きく違うのではないか」と感じたそうです。
たとえばアメリカ人は、気に入ったものほど日常的にとことん使って楽しみたい人が多いのに対し、日本人は大事に保管したり、きれいな状態を保ちながら長く持ち続けたりする人が多いように見えるといいます。
たしかに、その感覚はシール帳ブームにも反映されているのかもしれないと思いました。それを友達同士で交換し合い、幸福感をシェアしている構図が素晴らしく、とても良い文化だなと感じます。
そんな日本のシール文化に感銘を受けた娘は、なぜか、ハワイに戻って来てから急に「シール帳が欲しい!」と言い始めました。しかし私の知る限り、こちらで入手することは困難なので、次に日本に訪れたときの楽しみにしてもらおうと思います。
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。
