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「ワンピース姿が女装に見えた」 20歳で覚えた性自認への違和感 自分らしく生きるために下した決断とは
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ドクターストップで治療が受けられない現実
性別違和を抱えるなかで、ホルモン治療や乳房切除術を望んでいた時期もありました。しかし、約17年間通院している精神科の主治医に相談したところ、治療を受けないほうがいいと助言されたといいます。
「僕には気分変調症などの精神疾患もあります。ホルモン治療や乳房切除術を受けると、その影響で精神状態がより不安定になる可能性があると言われたので、その選択はしないでおこうと決めました」

望んでいた治療を選択できないなか、現在も鏡に映る自身の女性らしい体のラインを目にすると、つらさを感じることがあります。それでも、自身の性とどう向き合っていくかを考えるなかで、少しずつ思いにも変化が生まれました。
たとえ治療を受けることができても、女性として生まれたという事実そのものが変わるわけではない。そう考えるようになり、現在は自分自身の性を受け入れながら生きていく道を模索しています。
そんな歩みのなかで出会ったのが、現在のパートナーです。自身の性自認について打ち明けたとき、パートナーから返ってきたのは、らいせもえさん自身を受け入れる言葉でした。昨年には結婚式を挙げ、パートナーシップ制度も利用しています。後編では、ふたりの出会いから現在に至るまでを紹介します。
(古川 諭香)