ライフスタイル
「最初に聞いていた金額と違う」 海外修学旅行でまさかの追加徴収 物価高による増額は拒否できる?
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:坂本 尚志

円安や物価高などの影響で、海外旅行にかかる費用が当初の想定より膨らむこともあります。学校行事である海外修学旅行の場合、すでに保護者が積立金を支払い終えていても、あとから不足分を追加で求められることはあるのでしょうか。坂本尚志弁護士に聞きました。
◇ ◇ ◇
「もう払い終わったと思っていたのに」 届いた学校からの知らせ
私立高校に通う息子が、海外への修学旅行を楽しみにしていました。
「向こうで何食べようかな」「友達とお土産も買いたい」――そんな話をする息子を見ながら、私も「いい思い出になるといいね」と思っていました。
ただ、海外への修学旅行だけあって、費用は決して安くありません。入学後から毎月、学校を通じて旅行費用を積み立ててきました。
家計が厳しい月は「今月もこれがあるのか……」と思うことも。それでも、息子のために必要なお金です。学校から案内された金額を毎月欠かさず支払い、ようやく予定していた分を払い終えました。
「これで修学旅行のお金は終わりだね」と夫と話をしていた矢先、学校から保護者向けの連絡が届きました。
「現地の物価上昇などにより、当初の積立額では旅行費用をまかなえない見込みです」
さらに、不足分については修学旅行が終わったあとも、数か月にわたって追加徴収するというのです。私は「えっ、旅行が終わってからも払うの?」と驚き、夫に伝えました。
「入学したときに聞いていた金額は全部払ったよね? あとから足りないって言われても……」
物価が上がっていることはわかっています。海外なら、日本以上に影響を受けることもあるでしょう。それでも、こちらも学校から示された金額を前提に、家計をやりくりしてきました。これから受験も控えています。
ようやく払い終えたと思ったところで、さらに負担が増えることには、どうしても納得できません。
「最初に聞いていた金額以上は、払わなくてもいいんじゃない?」
そう言うと、夫は少し考えてから「でも、それで息子だけ修学旅行に行けなくなったらどうする?」と返してきました。楽しみにしている息子に「行けない」とは言いたくありません。
当初案内された積立額をすべて支払っていても、学校から追加で修学旅行費を請求された場合、保護者は支払わなければならないのでしょうか。また、追加徴収に同意しなかったことを理由に、修学旅行への参加が認められなくなる可能性についても気になるところです。