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健康診断前の“絶食ルール” 飴やガムは食べてもOK? 医師が解説する自己判断のリスク
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健康診断の案内でよく目にする「前日の午後9時以降は絶食」という指示。一方で、「水やお茶なら飲んで良い?」「ガムや飴くらいなら平気?」と、迷った人もいるでしょう。健康診断の前は、どのように過ごせば良いのでしょうか。広島DS内視鏡・日帰り手術クリニック院長の藤解邦生先生に伺いました。
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なぜ「前日の夜9時以降は絶食」なのか
「午後9時以降」という時間そのものに、医学的な意味があるわけではありません。翌朝の検査まで一定の絶食時間を確保し、食事の影響をできるだけ受けずに検査を行うための目安です。
健康診断には、血糖値や中性脂肪など、直前に食事をすると数値が変化する検査があります。食後は血糖値や中性脂肪が一時的に上昇するため、食事の影響が残った状態で検査すると、本来の状態とは異なる結果になる可能性も。
また、胃カメラやバリウム検査などでは、胃の中を空にしておく必要があります。食べ物が残っていると、胃の粘膜を十分に観察できなかったり、検査に影響したりすることも。
前日の夜から絶食するのは、検査をできるだけ正確かつ安全に行うためです。健診が午後の場合、検査内容や施設の指示によっては、軽めの朝食をとってよいこともあります。
ただし「午後からの健診だから朝食を食べてもいい」とも、「前日の夜9時以降は必ず何も食べてはいけない」とも、一概には言えません。健診施設によってもルールが異なるため、受診票や案内書に目を通し、分からない場合は自己判断せずに事前に施設へ問い合わせるようにしてください。
とくに複数の検査を受ける場合は、食事制限が厳しい検査に合わせて指示されていることもありますので、自分が受ける検査項目を把握しておくと安心です。
お茶や水、ガムや飴は? 迷いやすい飲食物
まず水は、少量であれば飲んでも問題ないことが多いものの、検査内容によっては飲水にも制限があります。とくに胃カメラを受ける場合は、検査前の飲水について細かく指示されることがあるため、健診施設からの案内を確認しましょう。
お茶については、施設によって「水やお茶は可」としている場合と、「水のみ」としている場合があります。ここでも自己判断は禁物です。
一方、コーヒーはブラックであっても、絶食時間以降は控えたほうが良いでしょう。砂糖やミルクを入れていなくても、胃液の分泌などに影響する可能性があるためです。
また、ガムや飴も「少しだけなら大丈夫」と思われがちですが、糖分を含むものは血糖値などに影響する可能性があります。糖分を含まないガムであっても、噛むことで唾液や胃液の分泌が促されることがあります。
絶食中は食べ物を口にせず、飲み物は水を基本として、施設から指定された時間や量を守りましょう。