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からだ・美容

「コロコロ便」が気になる… 更年期世代に取り入れたい食材 国際中医薬膳師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:かみむら 佳子

気温が下がり、肌の乾燥が気になる季節(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
気温が下がり、肌の乾燥が気になる季節(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 秋になって、便が硬くなったり、出にくくなったりすることはありませんか? 更年期の女性の元気をサポートする、国際中医薬膳師のかみむら佳子さんによる連載。今回は、中医学では秋の乾燥と便秘をどのようにとらえるのか、体の「潤い」に着目した食養生について紹介します。

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更年期世代に起こりやすい「陰虚」タイプの便秘

 中医学において、秋は乾燥の影響を受けやすく、体の中の潤いも不足しやすい季節と考えます。そのため、便が硬くなり、便秘ぎみになりやすい人もいるでしょう。もちろん、便秘の原因は食物繊維の不足や腸内環境の悪化、運動不足などさまざまありますが、中医学ではこうした要因だけでなく、その人の体質や体の状態から便秘をとらえます。

 体質による便秘には、いくつかのタイプがあります。ストレスなどで気の巡りが滞る「気滞」タイプ、排便する力自体が弱い「気虚」タイプ、体の潤いが不足して便が乾きやすくなる「陰虚」タイプ、血(けつ)のめぐりが滞る「お血」タイプなどです。

 このなかで、更年期世代に関わりが深いとされるのが「陰虚」タイプの便秘です。これは、ウサギのフンのようにコロコロとした、硬い便が出ることが特徴。体に必要な潤いが不足するため、便が乾いて硬くなり、出にくくなります。

 中医学でいう「陰」とは、体をしっとりと潤し、余分な熱を冷ます働きを担う要素のことです。そのうち体を潤す「陰液」には、「津液(血液以外の体液)」「血(血液や全身の栄養)」「精(生命活動の源)」などがあります。これらが不足すると、便秘だけでなく、ほてりやのぼせ、寝つきの悪さ、肌や髪のパサつきなど、さまざまな不調として現れることがあります。

 更年期は加齢に伴い、体内の「陰」が不足しやすい時期。さらに、秋は乾燥の影響を受けやすいため、もともと「陰虚」傾向のある人は潤い不足が重なって、コロコロとした便秘が起こりやすくなるといえるでしょう。