サスケくんをいつまでも幸せに　チャミちゃんへの思いを込めて

　そんなサスケくんだけに、Reikoさんはとてもかわいがります。

「毛球症にならないようにこまめにブラッシングしたり、歯肉炎にならないように歯磨きをしたり、他にも爪切り、耳掃除など毎日のケアの度に抱き上げてよしよしって言いながらやっていたんですけど、いつもギャーギャー言って拒否するんです。それで抱っこ嫌いになってしまったのかも……。でも、かわいすぎてチュッチュもしょっちゅうしちゃうんです」

　ある時、3段ケージの上に登ったサスケくんは「ヘヘン！　どうだ！　ここまで来られないだろう！」と言わんばかりの顔で上からReikoさんを見下ろしてきたそう。

　その後、身体の向きを変えようとした次の瞬間、バランスを崩して落下してしまいますが、幸いなことにReikoさんがとっさに受け止めて大事には至らなかったと言います。

「本当にびっくりしたみたいで、腕の中でしばらく固まっていました。でもその後、何事もなかったかのようなすまし顔だったので、何だか笑っちゃいましたけど」

先住ねこの分までたくさん愛してあげたい

「サスケには自分にできることはすべてやってあげて、たくさん愛してあげて猫生を全うさせてあげたいです。行方不明になってしまったチャミの分まで。それが私の思いです」と話すReikoさん。

　チャミちゃんがいなくなってしまった時に流した涙を、Reikoさんは決して忘れていません。チャミちゃんの分まで、サスケくんを大切にし、そして深い愛情を注いでいるのだから。Reikoさんの思いはサスケくん、そしてチャミちゃんにもきっと伝わっているでしょう。

　サスケくんの猫生はまだまだこれから。愛にあふれた幸せな日々が、いつまでも続きますように。

（猫ねこ部）