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「かわいいじゃん!」 アメリカ人が驚いた日本の消防車 海を渡った33年前の車両の現在
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日本車を探していて偶然発見 「これは見逃せない」

ブレットさんはなぜ、日本で使われていた消防車を所有することになったのでしょうか。
もともと日本車に関心があり、日本製のスポーツカーを探していたそう。そのなかで、この消防車を偶然見つけて「これは見逃せない」と、心を奪われたといいます。
「妻にどう思うか聞いてみたんです。すると妻は、目を丸くして『いいわよ、どうぞ』と言ってくれました」
こうして、ブレットさんのもとへやってきた消防車。以前、福井県勝山市で活動していたことにちなみ、「Yama(ヤマ)」と名づけられました。現在、公的な用途や実際の消防活動には使用されていませんが、週末などにブレットさんが運転を楽しんでいるそうです。
珍しい日本の消防車は、現地の消防士たちからも人気です。見た目がユニークで愛らしいこともあり、「ぜひ見せに来てほしい」と消防署へ招かれることも。ブレットさんは「Yama」とともに、ボルチモア周辺のさまざまな消防機関や消防署を訪れています。
「この車を見た人のほとんどが、とても喜んでくれます」
海を渡った日本の小さな消防車は、現地でも多くの人を笑顔にしているようです。
33年経っても装備はすべて作動 注目を慈善活動にも

「Yama」は、福井県で約30年にわたり、消防活動に使われていた車両です。長い年月を経た現在も、その機能は健在だとブレットさんはいいます。
「軽トラックではありますが、必要な装備がすべて備わっています。コンパクトで、シンプルで、きちんと仕事をするために必要のないものは、一切省かれています。そうしたところが、この消防車がこれほど長持ちしている理由なのだと思います」
製造から33年が経った現在も、走りは良好。搭載されている装備もすべて作動し、1分間に約500ガロン(約1900リットル)の水を吸い上げることができるそうです。
そして、海を渡った「Yama」の活躍は、走ることだけにとどまりません。ブレットさんは、SNSなどで集まった注目を生かし、消防活動に関連する慈善団体を知ってもらったり、寄付金を集めたりしています。
さらに、「Yama」をデザインしたTシャツやステッカーなどのグッズも販売。その売り上げはすべて、消防関連の慈善活動に寄付しているといいます。
日本で地域の防災を支えた、小さな消防車。海を渡った現在も、その存在を、新たな形で人々のために役立てています。
(Hint-Pot編集部)