からだ・美容
「生理は1日で出し切って」「ブラジャーなんか安物を」 なぜ知識がないのに断言できる? 医師が解説
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教えてくれた人:田中 奏多
批判されるほど引っ込められない?
一方、男女にかかわらず、間違いを指摘されても発言を撤回せず、さらに反論を重ねてしまうことがあります。
「批判が『意見への指摘』ではなく『自分への攻撃』として受け取られると、問題が『何が正しいか』から『自分が負けるかどうか』にすり替わります。こうなると意見はもう情報ではなく自分の一部なので、撤回は自己否定と同じになってしまいます」
とくに、公の場で発言したことほど引っ込めにくくなります。
ただし、こうしたSNS上の言動だけから、何らかの疾患があると判断することはできません。
「まず前提として、SNSの投稿だけで診断はできません。攻撃的な発言をする人の大半は、病気ではないと考えられます」
SNSでの発言を根拠に、他人を「発達障害」「人格障害」などと名指しすることも、「診断の誤用で、偏見を強めるだけです」と注意を促します。
発信前に確認したい「一次情報」
思い込みや決めつけは、特定の人だけに起こるものではありません。自分が当事者ではないテーマについて発信するとき、まず確認したいのが、その問題についてどこまで知っているのかです。
「発信する前に、『自分はこの件の一次情報に触れたことがあるか』を確認してください。そして『知らない』と書けること。当事者が読んだらどう感じるかを想像するのも、自分の考えの穴を見つける方法になります」
強い批判を受けたときには、その場ですぐに反論せず、一晩空けるのもひとつの方法です。
「撤回は敗北ではありません。意見を変えられる人のほうが、長い目で見れば信頼されます」
言い切りの強さは、必ずしも正しさを意味しません。自分には見えていない事情や、知らないことがある。その前提を持つことが、SNSで誰かを安易に決めつけないために大切です。

(Hint-Pot編集部)
