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「これだけでいいの!?」 アメリカのお弁当は驚くほど簡単 日本人が目撃した衝撃のランチ事情とは
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日本では、彩りや栄養バランスを考え、さまざまなおかずを詰めるのが一般的なお弁当。海外でも「Bento」という言葉が浸透し、日本のお弁当文化が注目を集めています。しかし、アメリカの学校で子どもたちが持参するランチは、日本人の想像をはるかに超えるほどシンプルだといいます。なかには、思わず「これだけ!?」と驚いてしまうようなものも。フードジャーナリスト・斎藤理子さんがアメリカの小学校で目撃した衝撃のランチ事情と、日本のお弁当を持参した娘さんに起こった思いがけない出来事を紹介します。
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アメリカの持参ランチの実態
最近では「Bento(ベントー)」や「Bento Box(ベントー・ボックス)」は、すっかり英語の言葉として定着してきました。英語圏のみならず、フランス語でもスペイン語でも「Bento」はそのまま通じ、英語やフランス語の辞書にものっているほど。日本のお弁当が世界的に市民権を得ていることがわかります。
箱においしいおかずとごはんを美しく詰めたお弁当の素晴らしさ、便利さ、ヘルシーさに目覚めた欧米人。SNSでも欧米人が日本のお弁当を紹介する動画はたくさんあります。ですが、現地で日本式のお弁当が全面的に市民権を得ているかというとそんなことはありません。
アメリカの公立学校は、小学校から高校までカフェテリアで昼食を取るのが一般的です。カフェテリアでは、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、マカロニ&チーズ、チキンナゲットなどを販売しているので、生徒はそれを購入して食べます。これを「Buy Lunch(バイランチ)」といいます。
一方、家からランチを持参する生徒もたくさんいます。これは「Bring Lunch(ブリングランチ)」といいます。
学校のカフェテリアでランチを購入すると、1食3~4ドルほどかかります。そのため、毎日のこととなると、けっこうな出費になることを考慮して、ブリングランチにしている家庭も多いです。
またバイランチだと、子どもが好きなものやお菓子、ジャンクフードしか食べなかったりするので、それを避けるためにブリングランチにしている場合も多々あります。
驚くほど簡単なアメリカのお弁当
アメリカの学校のカフェテリアで買えるごはんは、日本の給食のように栄養のバランスやカロリーに配慮したものではない場合が多いと思います。また、生徒が何を食べているか先生が気を配るということもありません。そうした環境もあって、小中学校まではランチを持たせる家庭のほうが圧倒的に多いように思います。
では、ブリングランチは栄養バランスが良いのかといえば、必ずしもそうではありません。
私がよく目にしたブリングランチの基本構成は、サンドイッチ、フルーツ、スナック菓子、甘いドリンクです。これにニンジンやキュウリ、セロリといったスティック野菜がつくこともあります。
サンドイッチは、生の食パンにバターも塗らずハムを挟んでおしまい。バターが塗られていれば上出来で、スライスチーズやトマトが入っていればごちそうです。
ピーナッツバターサンドも主流ですが、こちらもピーナッツバターを食パンに塗って挟んでおしまいのパターンがほとんど。スライスしたバナナが一緒に挟んであればこちらもごちそうで子どもは大喜びです。
これがメインで、あとはリンゴやバナナなど切らずに済むフルーツが丸ごとひとつ。それにポテトチップスやトルティーヤチップスなどのスナック菓子とジュースをランチバックに放り込めばおしまいです。
ハムとチーズとクラッカーが小さな箱に詰めてある既製品「ランチャブルズ」も人気です。スーパーマーケットで買っておけば、朝バッグに放り込むだけなので、こんなに楽なランチはありません。私としては、常温で長期保存ができるそのカラクリがちょっと不安な食べ物ではあります。
