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「トクリュウ」や「空き巣」はどう防ぐ? 離れて暮らす親を守る 今日からできる防犯術をセコムに聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

帰省したらぜひ確認したい「窓」と「玄関」

 帰省などで実家を訪れたときに、まず見ておきたいのは「窓」と「玄関」です。

○窓のカギが壊れておらず、しっかり施錠できるか
○補助錠が付いているか
○玄関周辺の見通しが保たれているか
○脚立など、足場になるものが外に出しっぱなしになっていないか
○固定電話に留守番電話の設定がされているか

 窓に防犯フィルムを貼っている場合や、センサーライト、防犯カメラを設置している場合は、劣化していないかや正常に作動するかも確認しておきましょう。

 ホームセキュリティを利用している場合は、センサーや非常ボタンが正しく動作することとあわせて、緊急連絡先が最新になっているかも確認しておくと良いでしょう。離れて暮らすご家族にとっては、万が一の異常をいち早く把握できる仕組みがあることも安心材料になります。

大切なのは日頃の防犯意識と習慣

 しかし、防犯設備を設置したからと安心し、夜でも玄関にカギをかけないなど、施錠がおろそかになっていないかにも注意が必要です。防犯設備はあくまで補助だと理解しましょう。

 設備とあわせて、親の習慣もさりげなく見ておきたいところです。郵便物を長い間溜める、知らない訪問者の話を聞いてしまう、「知り合いかもしれない」と思い確認せずにドアを開けてしまうといった行動は、侵入の隙になります。また旅行や外出をリアルタイムでSNSに投稿することは「自宅にいません」と伝えているようなものなので注意しましょう。

 最も大切なのは、日頃の防犯意識と習慣です。「今まで何もなかったから」「何も盗られるものがないから」と、防犯は必要ないと考えている高齢者もいます。「危ないから対策して」と強く言うと、かえって反発されてしまうこともあるでしょう。

 おすすめなのは「親が心配だから」「安心して暮らしてほしいから」という気持ちを伝えることです。防犯を物騒な話としてではなく、転倒防止や防災と同じ「暮らしを安全にする工夫」として説明すると、受け入れてもらいやすくなります。

 責めるのではなく、親とともに考える姿勢が大切です。ニュースや地域の話題をきっかけに、玄関や窓など一緒に確認するのも良いでしょう。

 黒電話を使っている場合は「詐欺が心配だから」と伝えて、留守番電話機能付きの電話をプレゼントするのもひとつの案です。

今日から始められる対策

 防犯対策はお金や手間がかかるイメージがありますが、まずはお金のかからない対策から始めましょう。

・短時間の外出でも必ずカギをかける
・在宅中も玄関や使っていない部屋の窓にカギをかける
・訪問者はインターホンやドアスコープで確認する
・知らない番号からの電話には出ない(留守番電話を活用)
・家族構成、貯金額などがわかる話はしない
・敷地内を片づけておく

 これだけでも、被害に遭うリスクを下げる基本的な対策になります。さらに対策を進めるなら、市販の防犯グッズも役立ちます。

○補助錠
 侵入に時間をかけさせる効果があり、窓の上のほうに付けるとより効果的です。

○防犯フィルム
 ガラスを割って入られるのを防ぐのに有効で、一部だけでなく全面に貼るのが適しています。

○センサーライト
 夜に近づく侵入者に心理的なプレッシャーを与えるのに効果的です。死角になりやすい場所に設置すると良いでしょう。

○防犯砂利
 歩くときの音が大きくなるため、侵入者に嫌われる対策のひとつです。

侵入者と鉢合わせてしまったらどうする?

 万が一、家にいるときに侵入者と鉢合わせてしまった場合、何よりも優先すべきなのは「命を守ること」です。抵抗しない、追いかけない、取り押さえようとしないことが重要です。

 近年は、暴力的な指示を受けていたりするケースもあり、想像以上に危険な可能性があります。できれば「カギのかかる部屋に避難する」「110番通報する」「大声で助けを求める」などして、まず自分の身の安全を確保してください。

 財産は取り戻せる可能性がありますが、命を取り戻すことはできません。防犯の基本は被害を最小限にすることであり、決して侵入者に立ち向かうことではありません。

 離れて暮らす親の安全を守るためにも、日頃から防犯について話し合い、日常的な心がけを大切にしながら、できることから対策を始めておきたいですね。

(Hint-Pot編集部)