仕事・人生
「パチンコ玉が飛んできたような勢い」 プロサッカー選手を襲った突然の事故 眼球摘出の危機でも諦めなかった夢
公開日: / 更新日:

プロサッカー選手として、再びJリーグの舞台に立つことを目指していた松本光平さん(37歳)。しかし2020年、自主トレーニング中の思いがけない事故によって、選手生命を脅かす大けがを負いました。右目に金具が直撃し、一時は眼球摘出の可能性も告げられたといいます。それでも、松本さんはサッカーを諦めませんでした。突然の事故を経験した松本さんは、どのようにして自身の障害と向き合ってきたのでしょうか。詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
幼少期に抱いたプロサッカー選手の夢と、FIFAクラブワールドカップでの悔しさ
小学校の頃、軽い気持ちでサッカーを始めた松本さん。しかし、周囲の子どもたちのプレーに刺激を受け、負けたくないという気持ちから練習に励むうち、「プロサッカー選手になる」という目標を持ちました。
中学生や高校生の頃は、セレッソ大阪U-15やガンバ大阪ユースに所属。実力ある選手たちと切磋琢磨し、プロへの道を切り開いていきました。

高校卒業後は、海外のプロサッカークラブなどでプレー。帰国後は日本のプロサッカー(Jリーグ)への道を模索しましたが、度重なるけがに見舞われ、思うような活躍ができない時期もありました。
2014年、松本さんはニュージーランドへ。オセアニアのクラブに所属し、FIFAクラブワールドカップへの出場を果たして、結果を残してJリーグに移籍するというプランを描いたからです。
「FIFAクラブワールドカップのピッチに立つ」という夢が叶ったのは、2019年のこと。当時、同大会は毎年12月に開催されていました。ニューカレドニアのサッカークラブにレンタル移籍していた松本さんは、この大会で唯一の日本人選手としてピッチに立ちました。

しかし、結果は初戦敗退。松本さんにとって悔いが残る試合でした。
「念願の大会出場でしたが、個人としては納得のいくパフォーマンスができませんでした。結果を残せなかったので。日本からのオファーもありませんでした」
それでも、Jリーグ移籍の夢を諦めることはできませんでした。次こそは結果を残したい。その一心で、松本さんはニュージーランドにとどまり、トレーニングを続けました。
