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「感染したくないから」 インフルエンザにかかった妻と娘を避ける夫 高熱の妻に看病を丸投げしたのに今年も予防接種を拒否

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

予防接種の有無と看病の役割はわけて考えて

 予防接種を受けるかどうかは本人の判断ですが、それによって子どもの看病をどちらが担うかまで決まるわけではありません。夫に当事者意識を持ってもらうには、どうすれば良いのでしょうか。

 夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんは、子どもが病気になった際の役割分担を、あらかじめ夫婦で決めておくことが大切だといいます。

「さくらさんの夫のように、まだ起きていないことを現実的な問題として考えにくい人には、具体的な状況を想定して話し合うことをおすすめします。例えば、保育園から呼び出しがあった際に妻が迎えに行くのであれば、その日の夜は夫が看病を担当する。仕事の都合で難しい場合は、翌日に交代するなど、あらかじめ役割を決めておくと良いでしょう」

 また、夫が感染を避けたいと考えること自体は理解できます。しかし、妻も体調を崩しているのに、子どもの看病を任せきりにしてしまえば、妻の負担はさらに大きくなります。

「昨年、さくらさんがつらかったのは、ご自身もインフルエンザに感染したなかで、娘さんの看病をほとんどひとりで担わなければならなかったことだと思います。夫には、予防接種を受けてほしいという希望だけでなく、同じ状況になったときに自分だけでは対応しきれないことも伝えてみてください」

 その際、昨年の夫の対応を責めるだけでなく、これから家族が感染した場合にどうするか、一緒に考えてほしいと伝えることが大切だそうです。

「『家族のことなのだから、あなたも一緒に考えてほしい』『もしもの場合に備えておきたいからこそ、あなたの意見を聞きたいの』といった言葉で、夫にも考えてもらいましょう。看病だけでなく、食事の準備や買い物なども含め、どちらか一方に負担が集中しないようにしておくことが大切です」

 予防接種に対する考え方が夫婦で異なっていても、子どもが病気になったときの対応は、ふたりで考えておく必要があります。昨年のつらさを繰り返さないためにも、まずは具体的な役割分担について話し合うことが、解決への第一歩になりそうです。

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(和栗 恵)