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昔ながらの“暮らしの知恵” ぬめり予防や静電気防止までできる! アルミホイル活用術

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

便利なアイテムが増加するも、たまにしか使わないアイテムに収納を占領されがちに

排水溝のぬめり取りの一例(写真はイメージ)【写真:写真AC】
排水溝のぬめり取りの一例(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 どの家庭にも常備しているであろうアルミホイル。実はこれ、魚を包んで焼いたり、おにぎりをくるんだりする以外にも、さまざまな使い方で活用できるんです。昔ながらの家庭の知恵には、驚くほど便利なものがあります。家事アイテムのスリム化にもつながり、キッチン周りがすっきりと片付いて掃除も楽になりそう。整理収納アドバイザーとして活躍する伊藤まきさんに聞きました。在宅勤務や外出自粛などで家にいることが多い今日この頃。せっかくですので、ここでおさらいしてみましょう。

 ◇ ◇ ◇

「100円均一やホームセンターで便利なアイテムが安価に手に入ることもあって、アルミホイルを使って代用する知恵が、近年あまり利用されなくなってしまいました。でも、たまにしか使わないアイテムで場所を取られてしまうと、収納がギリギリになってしまって掃除が行き届かなくなったり、必要な時に見つからず2個3個と同じものを買う結果になってしまったり。そうした無駄遣いを防ぐためにも、アルミホイルを活用して省スペース&便利に家事をこなしてほしいですね」と伊藤さん。早速、どんな活用方法があるか教えていただきましょう。

○定番系5つの使い方
1、落としぶたとして
 アルミホイルを鍋の大きさより少し小さくカットし、四隅を折って使用。中央に穴を空けてから使うと、吹きこぼれが予防できます。

2、料理のアク取り
 10センチ四方程度のアルミホイルを軽く丸めて、煮物などアク取りが必要な料理の際に鍋にポン! 自然とアクがアルミホイルに絡み付き、アク取りが簡単に行えます。

3、排水溝のぬめり取りに!
 10センチ四方程度のアルミホイルを小さく丸めて排水溝の受け皿へ。科学的根拠は不明のようですが、アルミホイルによる金属イオンの関係でぬめりを防止するとも。漂白剤に頼りがちですが、地球に優しい生活を。

4、トースターやグリルの油ガード
 油はねや食品カスがこびり付きやすいトースターやグリルは、あらかじめアルミホイルで受け皿などを包んでおくと後処理が便利。バーベキュー用のグリルやツインバーナーなども、多少手間でもアルミホイルを敷くか、食材を包んでから使うと片付けが格段に楽になります。

5、ハサミの切れ味を復活
 包丁は砥ぎ石で砥ぐことができますが、ハサミを砥ぐのは専用の道具じゃないと難しいもの。そこでアルミホイルの出番です。数枚重ねたアルミホイルをジャギジャギッとカットするだけで、切れ味がよみがえります。