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「ひとつの言語に絞って勉強したほうがいい」 ハワイ在住ママが考えさせられた、バイリンガル教育の落とし穴
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子どもには、日本語だけでなく英語も自由に使いこなせるようになってほしい。そんな思いから、早期英語教育に力を入れる家庭もあるでしょう。しかし、複数の言語を習得することばかりに目を向けていると、大切なことを見失ってしまうかもしれません。ハワイ在住の主婦ライター・i-know(いのう)さんが、自身の子育て経験や先輩ママからの助言をもとに、バイリンガル教育について考えます。第140回は「バイリンガル教育の落とし穴」です。
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「完璧なバイリンガルに!」と意気込んだ私が考えを変えた理由
このところ、日本では幼稚園からインターナショナルスクールに通ったり、放課後に英語の習い事や学童を利用したりする子どもが増えていると聞きます。
早期英語教育の背景には、「自分の子どもをバイリンガルに育てたい」という親の思いがあるのでしょう。私もその気持ちはよく理解できますし、最近は英語教育に関心のある日本のママ友から「どうすれば、バイリンガルになれるの?」と聞かれることも増えました。
そこで、前回の「バイリンガル教育の真実」に続き、今回は「バイリンガル教育の落とし穴」についてお話ししたいと思います。
バイリンガル教育について調べると、「セミリンガル」や「ダブルリミテッド」という言葉を目にすることがあります。複数の言語を使用していても、いずれの言語でも年齢相応の言語能力が十分に発達していない状態を指す言葉として使われてきました。
ただし、言語能力は日常会話や読み書き、学習場面などによって異なります。こうした言葉は、複数言語を使う子どもの能力を一面的に評価するおそれがあるとして、使用に慎重な考え方もあります。
かくいう我が子も、日本語と英語の両方を話すことはできますが、ハワイで暮らしているため、英語のほうが得意です。日本語については、とくに読み書きの面で、同年代の日本の子どもたちと同じレベルには達していません。
思い返せば、第一子を出産した9年前、私は「この子を完璧なバイリンガルにするぞ!」と意気込んでいました。
しかし、5歳からハワイで学校生活が始まると、考え方が変わっていきました。英語で授業を受け、友達と交流し、さまざまなことを学んでいく我が子を見て、「今、置かれている環境で力を発揮するためには、日本語の読み書きに多くの時間を割くよりも、英語での学びを優先したほうがいいのではないか」と思うようになったのです。
もちろん、日本語も大切な言語です。ただ、限られた時間の中で何を優先するのか。親として、考えさせられるようになりました。
